替えのきかない存在―トンプソンルーク「花園は僕のホーム。めっちゃ嬉しい」 | ラグビージャパン365

替えのきかない存在―トンプソンルーク「花園は僕のホーム。めっちゃ嬉しい」

2019/08/04

文●編集部


先週の釜石でおこなわれたフィジー戦に続き80分フル出場だったLOトンプソンルーク。38歳という年齢を感じさせないタフで献身的なプレーはチームからの信頼も厚い。14年間、在籍している近鉄ライナーズのホームグラウンドである花園ラグビー場でのテストマッチ。試合前は緊張よりも「エモーショナルな気分だった」。「彼の代わりとなる存在はいない。38歳(とは思えない)…」とトニー・ブラウンHC代行も高く評価した。

まずは疲れた。暑いのとトンガめっちゃ強いからキツいシーン多かった。けど、今日の試合は花園。ここは素晴らしい特別な場所だから気持ちがバッチリ。楽しかった。久しぶりの花園の試合でしたが、僕の「家」なのでいい感じ。

皆知ってるようにトンガはでかいし、強いけど、私たちはジャパンスマートで、相手1人(に対して)私たち2人。相手(身長)高い。私たち、低い。ジャパンのスマート、ジャパンの強さ、さらにジェイミーのゲームプランどおりやったから(今日は)勝った。これからも頑張りたい。

――花園での代表試合でした。


特別ですね。めっちゃうれしい。近鉄のファンや代表のファンがめっちゃ応援していた声が聞こえてうれしかった。


――チームアナウンスでは、トモさんのときが一番大きかったですよ


ほんと? 僕じゃないよ。

――ピッチから眺めた花園ラグビー場は?


花園ラグビー場は、僕の「家」みたいなところ。14年間、近鉄でプレーして、毎日ここにきて練習しています。だからテストマッチがここで行われたことも嬉しいし、いい結果が出たし、(チケットも)ソールドアウトで本当に嬉しい。


――緊張はしなかった?


ん~、緊張は久しぶりの試合だから。少し緊張。試合前は、エモーショナルな感じだった。

――80分出場することは決まっていた?


僕は自分の仕事だけに集中。試合前は(コーチ陣は)何もいっていなかったから。これは、しょうがないなと思っていた。(笑)。


――前回の釜石の時と今日のパフォーマンスは?


ちょっと違うスタイルの試合でした。フィジーのスタイルはオフロードを多くつかってくる。トンガはめっちゃダイレクトにあたってくるから、今日はセットプレーが多かったのでゆっくりとしていた。ブレイクダウンは私達、ちょっと残念でした。ターンオーバーが多かった。それは次の試合までに修正していきたい。

――ジェイミーのお母様が亡くなられました。


選手たちはみんなジェイミーをリスペクトしていますから、彼のためにいいプレーをしたいという思いがありました。



――10点満点中、今日のパフォーマンスは?


7点。後半サポートが遅くなってターンオーバーされてしまうことがちょっとあった。


――今日の勝利は、ワールドカップにむけて何がプラス。


ディフェンス。体の大きな相手のフィジカルに対してチャレンジする。いいディフェンス。アタックでも徳永さん、よかった。スコアが取れる時に取れた。

宮崎合宿に招集された時、「僕は一番下。毎日アピール」その姿勢にブレはない。最後に記者から「ワールドカップに出場したい?」と聞かれるとこう答えた。


「出たい!けど、僕が決めることじゃないね。だから毎日100%。アピールする」


この答えも、事あるごとに聞かれる同様の質問に対してブレのない返答だ。


翌週のアメリカ戦、9月6日の南アフリカと実戦でのチームビルディングはあと2戦となった。チームリーダーである流大も「あれだけチームのために体を張ってくれる人がいるのは大きい。今日もチームがうまくいっていない時に、『何も悪いことはない。いっぱい練習してきたんだから自信持ってやっていこう』と声を出してくれた」と話し、その存在感の大きさを感じている。


悲願のベスト8入りを実現するために、One Teamとなって挑戦し続けるジェイミージャパン。釜石、花園の2戦を終え、トンプソンルークはチームにとって必要不可欠な一人であるということが明確に証明した。31名の最終スコッドに入れば、4大会連続の出場という大きな金字塔を打ち立てる。

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