9月23日、日本代表はグロスター・キングスホルムスタジアムでプールB・第2戦でスコットランドと対戦した。世界を驚かせた南アフリカ戦の勝利から中3日。これまでテストマッチでは勝利のない強豪スコットランドを相手にどんなパフォーマンスを見せるのか日本国内のみならず、世界が注目した。
先制したのはスコットランド。ジャパンがハイボールの処理をミスし、22m内側のラインアウトのチャンスを得るとモールから押し込み、PKを獲得。ショットを選択し、SHグレイグ・レイドロウが決めて3−0。
7分、この試合初めてのスクラムでジャパンはコラプシングを取られ、22m手前の位置でスコットランドボールのラインアウトを許す。強いフィジカルをぶつけてくるスコットランドのアタックに対し、ダブルタックルで一人は下、もう一人は上、というディフェンスが徹底され、ゲインを許さない。しかし11分、ゴール前のブレイクダウンでボールに絡まれPGを許し6−0とリードを広げられる。
直後のキックオフで、ジャパンは早い出足からPKを獲得。自陣からFB五郎丸歩が蹴りこんだボールは、ゴールラインギリギリのタッチキックとなる。ゴール前5mでのラインアウトでHO堀江翔太がスローイングしたボールはFLマイケル・ブロードハーストがキャッチ。モールを作ると、ポイントを左にずらしスコットランドDFの対応が遅れたところ、BKも入って一気に押し込みそのままインゴールへ。NO8アマナキ・レレィ・マフィがトライを決め7−6と逆転に成功する。