國學院栃木が嬉しい初決勝進出!王者・桐蔭学園を封じ込め勝利 | ラグビージャパン365

國學院栃木が嬉しい初決勝進出!王者・桐蔭学園を封じ込め勝利

2022/01/06

文●編集部


栃木県勢初のファイナリストへ。5日、第101回全国高校ラグビー大会準決勝が行われ、國學院栃木が本大会三連覇を目指してた王者・桐蔭学園を相手に21-10で快勝した。

MATCH REVIEW

ゴールを決める国栃ゲームキャプテンCTB田中

ゴールを決める国栃ゲームキャプテンCTB田中

序盤、CTB田中大誠のPG2本で6-0と國栃がリード。前半18分、國栃SO伊藤龍之介が相手キックオフボールをキャッチするとスペースを抜けてビッグゲイン。そこからボールを繋いで敵陣ゴール前まで前進すると、伊藤のキックパスがWTB伊東大暉につながりトライ。

前半18分、国学院栃木SO伊藤龍がキックオフリターン

前半18分、国学院栃木SO伊藤龍がキックオフリターン

 

伊藤龍のキックパスを受けたWTB伊藤大がトライ

伊藤龍のキックパスを受けたWTB伊藤大がトライ

 

前半22分、國栃FB青柳がトライ

前半22分、國栃FB青柳がトライ

さらに22分、敵陣22mに入った國栃は、FB青柳潤之介が小刻みなステップと相手を引きつけるパスダミーでディフェンダーを交わしトライ。18-0と大きくリード。

前半30分、キックのこぼれ球を桐蔭No8真田がキック

前半30分、キックのこぼれ球を桐蔭No8真田がキック

追いかける桐蔭は、前半終了間際、SO今野椋平の敵陣22m手前の取りにくい位置に蹴り込む絶妙なハイパントのこぼれ球をNO8真田隼翔がキック。

チェイスした桐蔭WTB原が左隅にトライ

チェイスした桐蔭WTB原が左隅にトライ

インゴールに転がるボールをWTB原小太郎がグラウディングし5-18とし前半を終えた。

後半6分、CTB田中のPGが成功

後半6分、CTB田中のPGが成功

後半1分、桐蔭はSO今野がPGを狙うも失敗。対する國栃は6分、同じくCTB田中がこの試合3本目のPGを決め21-5とリードを広げた。

ゴール前で粘る國栃ディフェンス

ゴール前で粘る國栃ディフェンス

桐蔭はFB矢崎由高の突破から何度も敵陣に入るも國栃の強力なディフェンスを前にこじ開けることができない。

SHの國栃・嶋崎と桐蔭・小山田は東芝府中黄金期メンバーのジュニア対決

SHの國栃・嶋崎と桐蔭・小山田は東芝府中黄金期メンバーのジュニア対決

 

モールで攻める國栃

モールで攻める國栃

 

桐蔭CTB12松田を國栃がダブルタックルで止める

桐蔭CTB12松田を國栃がダブルタックルで止める

 

3年前の決勝以来の花園での敗戦となった桐蔭学園

3年前の決勝以来の花園での敗戦となった桐蔭学園

 

試合終了喜ぶ国栃フィフティーンとうなだれる桐蔭の選手

試合終了喜ぶ国栃フィフティーンとうなだれる桐蔭の選手

決勝の相手は東海大大阪仰星。夏に行われたセブンズ大会でも決勝で対戦。14-17で敗れ悔しい準優勝となっている。仰星の攻撃を封じ込め、少ないチャンスをしっかりとものにすることができるか、栃木県勢初優勝に向け挑戦は続く。

SCOREBOARD

第101回全国高校ラグビー準決勝

  • TRY(2)
  • G(1)
  • PG(3)
  •  
  • PENALTY
  • PK(9)
  • FK(0)
  • TRY(2)
  • G(0)
  • PG(0)
  •  
  • PENALTY
  • PK(10)
  • FK(0)
  • TIMELINE

  • 前半2分 國學院栃木 12.田中大誠 PG 3 - 0
  • 前半17分 國學院栃木 12.田中大誠 PG 6 - 0
  • 前半18分 國學院栃木 11.伊藤大暉 T 11 - 0
  • 前半18分 國學院栃木 12.田中大誠 G 13 - 0
  • 前半22分 國學院栃木 15.青柳潤之介 T 18 - 0
  • 前半22分 國學院栃木 12.田中大誠 Gx 18 - 0
  • 前半30分 桐蔭学園高 11.原小太郎 T 18 - 5
  • 前半30分 桐蔭学園高 10.今野椋平 Gx 18 - 5
  • 後半1分 桐蔭学園高 10.今野椋平 PGx 18 - 5
  • 後半6分 國學院栃木 12.田中大誠 PG 21 - 5
  • 後半33分 桐蔭学園高 15.矢崎由高 T 21 - 10
  • 後半33分 桐蔭学園高 10.今野椋平 Gx 21 - 10
  • MEMBER_國學院栃木

  • 1 木村陽太 後半11分 OUT → IN 16 尾花大智
  • 2 吉田温広
  • 3 齋藤健太 後半4分 OUT → IN 20 長谷川太一
  • 4 岡部義大 後半28分 OUT → IN 19 今村琉慈
  • 5 山口幸之助
  • 6 山科亮
  • 7 山田壮 後半28分 OUT → IN 17 尾池政人
  • 8 小野田輝平 後半25分 OUT → IN 22 北村優
  • 9 島崎聖弥 後半18分 OUT → IN 21 飯野和音
  • 10 伊藤龍之介
  • 11 伊藤大暉 後半28分 OUT → IN 23 上羽健
  • 12 田中大誠
  • 13 千葉央貴
  • 14 武藤倖吉
  • 15 青柳潤之介
  • 16 尾花大智
  • 17 尾池政人
  • 18 佐藤蒼
  • 19 今村琉慈
  • 20 長谷川太一
  • 21 飯野和音
  • 22 北村優
  • 23 上羽健
  • 24 久保太志郎
  • 25 大友倖介
  • MEMBER_桐蔭学園

  • 1 守安史成 後半20分 OUT → IN 16 松下稜
  • 2 金城敬
  • 3 増田廉
  • 4 小椋健介
  • 5 百瀬祐
  • 6 中島潤一郎
  • 7 堂薗昂修
  • 8 真田隼翔 後半11分 OUT → IN 20 甲山翔悟
  • 9 小山田裕悟
  • 10 今野椋平
  • 11 原小太郎
  • 12 松田怜大
  • 13 森草知 前半23分 OUT → IN 23 中瀬亮誠
  • 14 森田翔大 後半7分 OUT → IN 22 萩井耀司
  • 15 矢崎由高
  • 16 松下稜
  • 17 永山遼
  • 18 相川拓也
  • 19 菅澤克磨
  • 20 甲山翔悟
  • 21 森航希
  • 22 萩井耀司
  • 23 中瀬亮誠
  • 24 天羽究平
  • 25 大賀雅仁
  • COMMENT

    國學院栃木 吉岡肇監督


    桐蔭学園さんは同じ関東エリアなので、一番身近な目標。さらに2連覇中ということもあって「そんな練習では桐蔭学園に勝てない」というそういう存在でした。やっと手に届いたというか、ナイスゲームをしてくれて、夢のような気持ちです。

    ディフェンスの練習に特化したというか、時間とエネルギーを費やして今年のチームはやってきましたが、私が同じピッチで見ていても見事な、安心して見ていられました。だんだん、この大会に入ってからの成長が感じられました。だんだんディフェンスが、最初はヒヤヒヤでしたが安心感がでてきました。

    私がセレクターだとしても、特筆した選手がいないのですが、特に3年生。今日あたり見ていると、(高校ジャパン候補の相手に)負けていないなと思える選手がいましたね。頼もしい限りです。ディフェンスについては「早く立て。離すなカバーリング」という一言ですね。それでもこういう大一番では前後半戦っていくとすり減らされていきますね。

    1対1で抜かれている場面もあったんですが、味方が抜かれていてもそれを必死でカバーに入って、大やけどしなかったんです。そこはうちの組織ディフェンスが成長した部分だと思います。

    昨年も一昨年もタレント選手がいましたが、今年はいないので一丸ということと、アタックで得点ができるチームではないのでディフェンシブな戦いをする。ロースコアゲームに持ち込むのがうちのゲームスタイルですね。点の取り合いになってしまうと決定力のある怖い相手だったので。今日はほんとうに辛抱強い戦いができました。

    体を張る國栃ディフェンス

    体を張る國栃ディフェンス

    前半風上のところで14点差くらいはリードのうちに入らないのでショットを織り交ぜながら、最後のトライは余計でしたけど。18点差ということもあって少しは行けるかもとは思いましたが、相手が桐蔭学園さんなので、何が起こるかわからない。5分、10分で何点取られるかわかりませんから。最後まで、安心できなかった。


    今年のうちの特徴は、全員がジャッカルできるということですね。特に今年はジャッカルしてくれる、チームを助けてくれる選手が多いです。なかなかそういう年代はいないです。アタックよりもディフェンスに指導を強化していることを発揮してくれました。

    これまでの国栃との違いは、キャプテンの白石が花園出場10分で(脳震盪で)退場してしまったこと。そういうことはなかなかありえないことですが、ロッカールームでも白石キャプテンが、私のあとにチームを鼓舞して、決定的な大きな声を出してからチームが出陣するので、白石はプレーはしていないですけど、存在感はあります。今年1年通して、白石のチーム。それに2年生も3年生のためにというプレーをしてくれる。


    肩の荷ではないですけど、やっと栃木のチームがベスト8の壁を超えたということで、固さが取れたというか、あんまり感じなかったです。今日の準備でもいい試合ができるなという雰囲気はありました。

    國學院栃木 CTB田中大誠ゲームキャプテン


    ――初の決勝です


    素直に嬉しいです。ディフェンスを強化1年間やってきて、1対1、接点で引かないことを意識していた。接点、タックルの個々のスキルを高めてきた。


    ――脳しんとうで試合に出られないキャプテンLO白石選手の存在は?


    優勝のキャプテンにするために仰星に勝ちたい。チームの中心で声出して体張ってくれる存在です。優勝は置いておいて、勝つことを意識してやりたい。

    ――何を意識してプレーしていた?


    常に全員がハードワークし続けることをやった。みんながハードワークできた。しんどかったが、絶対勝つということを心に決めてやっていた。しんどかったですが楽しかったです。課題はアタックだったので修正して、いいアタックができた。


    ――今日のベストプレーは?


    (個人は)ジャッカルを2本決めたところです。大会前から1ヶ月、練習していました。(自分の)武器です。チームとしてはゲインライン切られてもディフェンスできた。


    ――キックの成功率も良かった


    試合で不安が残らないように練習で蹴ってきた。2点、3点は試合最後には大事になる。キックの練習は22m地点で5カ所を3回、全部入るまでやっている。


    ――ゲームキャプテンを務めています


    自分がチームを引っ張らないといけないので、15人をまとめて試合に臨みました。

    ――国栃を選んだのは?


    日本一の桐蔭学園を倒したいという気持ちです。


    ――心に残っている監督の名言は?


    自分に勝って、チームメイトに勝って、敵に勝つという言葉です。


    ――先発は3年生で決めている?


    自分と白石 HO吉田 SH島﨑 4人で主に決めています。それにコーチ陣の意見を混ぜながらやっています。


    ――相手のFB矢崎をマークした?


    相手の中心選手がFB矢崎だったので、しっかりノミネートして、タックルして、ジャッカルとチーム全体で決めていたことなので良かった。


    ――仰星戦に向けて


    スキルが高いので、一歩でも引いたら勝てないと思うので、60分集中してプレーしたい。栃木県勢で初めて優勝したい!


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