27日、第105回全国高校ラグビー選手権大会(花園)が開幕。初出場の慶應志木(埼玉県第2代表)は青森山田(青森)と対戦し、48-12で初勝利を収め、2回戦進出を果たした。試合後、チームを率いる竹井章監督と浅野優心キャプテンに話を聞いた。
慶應志木 竹井章監督

竹井章監督
(予選決勝が終わってから)ボールを動かす練習、オプションも色々と練習してきて、その辺もできた感じですね。もう本当に嬉しいですね。なかなか勝つのは大変だと思っていたんですけど、予選決勝から1回スイッチ切ってから作り始めて、やっと月末になってチームが出来上がってきた感じですね。

慶應志木 浅野優心キャプテン

浅野優心キャプテン
僕ら初心者が多い中でチームが構成されていて、そんな中でこの3年間で形にできるものとして、モールのところを突き詰めてきて、自分たちで考えるのもそうですけど、本当にコーチ陣の方だったり、慶應大学の関係者の方だったりが本当にサポートしてくれて、慶應として戦えたというところがあったり、1年生から3年生まで全員が花園に向けて戦えた。
(モールの練習は)夏明けから本格的に練習を初めて、夜は放課後に2時間ぐらい、ずっと繰り返し繰り返し練習しました。FWだけじゃなくてBKもこだわってやってきました。花園決まってから自分たちで新しく考えた形だったり、繰り返し更新し続けてやってきたところが今日ここまで持ってこれたかなと思います。
――初出場できた気持ちと初勝利できた気持ち
初出場というところは本当にこれまでチームを作ってきてくださった方がいたからこその初出場だと思いますし、結果として自分たちの代で実を結んだということは嬉しいことですけど、それで終わっちゃいけない。チームが優勝してからもう一回考え直し続けて、これから2勝して正月を迎えるというところに、チームの目標を変更しました。

――お父さん(浅野良太氏)の教えの中で一番心に残っているものは?
父は技術的なところや本当に色々とアドバイスくれたりとかはするんですけど、ラグビーもそうですけど、それ以外のところでも関わっている人に感謝を持ちながら、チームの仲間を信じてやるということは僕の中で一番心に残っています。

浅野優心主将のお父さんは浅野良太氏(左)
――1年生の時から個人的に成長したように見えます。何か意識したことは?
1年生の時はSOをメインに任せてもらっていたんですが、その時はチームをどう動かしていくかという部分を色々と学ばせていただきました。そこからCTBであったりFBだったり、色々なポジションで経験そさせてもらうことがベースとなってオプションの選択の幅も広がったと思っています。

――フィジカルも大きくなった?
はい。76kgから92kgになりました。食トレだったり、自分でも前に出なきゃいけないということを1年生の時はパスを回している中で感じて、体作りを始めました。

