北半球のビックイベント、シックス・ネーションズが2月4日、ついに開幕。ラウンド1の中から激戦だった開幕戦をピックアップ。ヴァン・コッターHC率いるスコットランドが、昨年オールブラックスに勝利した優勝候補のアイルランドに勝利した80分を振り返る!
前半・ラインスピードをあげアイルランドに突き刺さるスコットランドのタックル。ターンオーバーから決定力からBK陣で確実にスコアした
試合開始直後のファーストスクラム。アイルランドがスコットランドを押し込みペナルティーキック(以降、PK)を獲得するも、ブレイクダウンでボールを奪われてしまう。しかし、再び自陣のマイボールスクラムでアイルランドが押し込み先ほどと同様にPKを獲得する。
直後のラインアウトでボールを奪われると、そこからスコットランドに攻め込まれトライゲッターのFBステュワート・ホッグに先制トライを許してしまう。
前半からスコットランドのラインスピードの押し上げが早く、アイルランドはなかなか攻め込むことができない。すると、21分、ノットリリースで自陣に攻め込まれたアイルランドは、直後のラインアウトからフェイズを重ねられ、再びホッグにトライを許し、リードを広げられてしまう。
この試合開始時点で、世界ランキング4位のアイルランド。26分に19フェイズを重ねようやくトライを返すが、直後の29分に自陣22の内側でボールを奪われ再びトライを決められ、5−21 と戦前の予想を覆し、スコットランドがリードして後半を迎える。
▼写真:この試合MOMに選ばれた、スコットランドFBスチュワート・ホッグ