日本ラグビーの頂点を決める、第51回ラグビー日本選手権決勝が東京・国立競技場で行われ、トップリーグ2013-14シーズンチャンピオンであるパナソニックワイルドナイツと、7季ぶりの日本選手権制覇を狙う東芝ブレイブルーパスが対戦した。
この2チーム、実は今シーズン4度目の対戦となる。過去3戦はいずれもパナソニックが勝利していた。特にトップリーグプレーオフでは55-15とパナソニックが大勝している。とはいえ、故障者が復帰し現状ではベストメンバーであろう東芝に対し「これまでの3戦と今日は違うチームだと思って戦おうとチームで話をしていました」(NO8ホラニ龍コリニアシ)というようにパナソニックも警戒をしていた。
パナソニックの攻撃を封じた東芝が前半をリード
試合は予想通り、接点での激しいぶつかり合いが随所で見られた。4分、SOベリック・バーンズのPGでパナソニックが先制。6分、東芝FLスティーブン・ベイツがシンビンによる10分間の一時的な退場でパナソニックは数的優位の状況となる。
直後、パナソニックは連続攻撃でゴール手前5mまで攻めこみ左サイドで起点をつくるとオープンサイドに展開。CTB林泰基から大外のWTB北川智規へのパスが惜しくもスローフォワードとなりトライには至らない。
12分、SOバーンズが自陣から蹴り上げたハイパントをFB笹倉康誉がキャッチしマイボールとするとオープンサイドに展開。CTB林が起点をつくり、さらにショートサイドへ展開するがWTB廣瀬俊朗がパスカットに入り攻撃が続かない。