佐々木隆道が語るジョージ・スミス | ラグビージャパン365

佐々木隆道が語るジョージ・スミス

2014/02/28

文●大友信彦


「最後なので、いい形でジョージを送り出したいですね」と佐々木隆道は言った。

日本選手権の準決勝、東芝戦を控えたサントリーのグラウンド。過去2年、トップリーグのMVPを連続受賞したサントリーの守護神・ジョージ・スミスが、来季からフランスリーグのリヨンに移籍することが明らかになって、初めての試合。

そして、本当の意味で、「負けたらシーズンが終わり」という試合。ジョージ・スミスがサントリーに加わって以来、「一番弟子」を自認するほどジョージに教えを請うてきた佐々木隆道は、この試合にどう臨もうとしているのか。

7番(オープンサイドフランカー)として何も分かっていなかった

「今までいろんなことを教えてくれた人なので、最後はいい形で送り出したいですね。これはプレーオフのときも思っていたことだけど、前回の試合(決勝)は、一番いいパフォーマンスを発揮しなければいけない試合で、自分の力を半分も出せなかった。今回の試合にはかける思いが強いです」

ジョージ・スミス

ジョージ・スミス

ジョージ・スミスがサントリーに加入したのは2011年。オーストラリア代表110キャップを持ち、タックルしてそのまま相手からボールを奪い取る「ジャッカル」を代名詞としていた「世界最高のオープンサイドフランカー」は30歳で来日した。日本代表主将経験もある28歳のフランカーだった佐々木は、迷わず弟子入りした。

「彼とあって、今までの自分は7番(オープンサイドフランカー)として、何も分かっていなかったんだと思い知りました」

 

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