12トライで神戸スティーラーズが三重ヒートに圧勝。新加入・アーディーサヴェアが存在感みせる! | ラグビージャパン365

12トライで神戸スティーラーズが三重ヒートに圧勝。新加入・アーディーサヴェアが存在感みせる!

2023/12/11

文●野辺優子


12月9日(土)、3シーズン目を迎えたNTTラグビーリーグワン 2023-24が開幕した。そのシーズンの最初のゲームとなったのが、コベルコ神戸スティーラーズと、今季ディビジョン1に昇格した三重ホンダヒートの一戦だった。

試合は序盤からホストの神戸が、キャプテンのLOブロディ・レタリックの先制トライで7−0とリード。三重もFBミッチェル・ハントのPGで3点を返すが、神戸は立て続けに2トライを挙げ突き放す。それでも、前半の中盤以降は三重もWTB本村直樹のトライで盛り返すなど、26-10と神戸がリードして折り返した。


ただ、後半に入ると流れは圧倒的に神戸となり、今季新加入のFLアーディ・サヴェアの2トライなど後半だけで8トライ。三重は逆に2枚のイエローカードもあり厳しい展開となり、途中出場のLOヴィリアミ・ヴリのトライを返したが、試合はホストの神戸が80-15とホストでの開幕戦を勝利で飾った。


プレイヤー・オブ・ザ・マッチには神戸のLOレタリックが選ばれた。


三重ホンダヒート/キーラン・クローリーHC



神戸は強かった。向こうがいいスタートを切ってくることは想定していたし実際そうなった。自分たちも早い段階でファイトバックして流れを取り戻そうとしたが、それがいい形で出ることが叶わなかった。相手も良い形で攻めてきたし、自分たちのまずいタックルもあって非常に残念な結果になった。後半も相手のボールキャリーに圧倒される場面があった。私たちが達するべきレベルは今日のゲームのようなレベルであって、まだ自分たちがそこに達していないことを実感した。

三重ホンダヒート/FL古田凌キャプテン


前半から相手に良いスタートを切られて、自分たちのディフェンスの時に相手のフィジカルが上回っていて、そこでつかれて結果トライにつながっていったので、まずはそのスタートを改善していくか。ディフェンスの部分を改善していくか。それで次の試合が変わってくると思うので、負けたことは受け止めて、まだまだ試合は続くので、しっかり前を向いて次のレベルに向かってやっていきたい。


コベルコ神戸スティーラーズ/デイヴ・レニーHC


結果には満足している。アタックに関しては80分間丁寧にやり切ることができた。ディフェンスも良かったが、ヒートも良いアタックをしていた。前半のディフェンスは課題もあったが後半は修正できたと思う。今日のパフォーマンスを見ても、本来はもっとヒートは間違いなく良いチームだと思う。


コベルコ神戸スティーラーズ/LOブロディ・レタリックキャプテン



前半はディフェンスでワイドチャネルでやられる部分が多かったと思う。ただ後半はそこを修正できたので満足している。アタックに関してもカウンターからバックスのトライとか、FWのハードワークからのトライとか全体的に良かったと思う。もちろん今日出た課題もあるが、初戦を勝ってそこを修正していけるのは嬉しいことだと思う。

コベルコ神戸スティーラーズ/FLアーディ・サヴェア



自分の能力っていうものは、ある意味後与えてもらったものだからこそ、それで人のことを笑顔できるんだったら、100%のパフォーマンスをしたいし、プレッシャーどころか、そのパフォーマンスを出せるということを嬉しく思っています。


今日のスタジアムの雰囲気は良かった。 ファンもすごく良かったです。しっかり休んで体をリラックスさせた上で、また火曜日に始まる練習からブルーレヴズ戦に準備していくことが次のターゲットです。あと、ラーメン食べます(笑)。

コベルコ神戸スティーラーズ/SOブリン・ガットランド



キックもしっかりで決めることもできたし、その中でスコアを重ねながら、本当にこの神戸のラグビーはとても楽しいものだと自分は思っていて、その中で自分のラグビーが改めて自分がその中でラグビーをできたということが、とても今日は楽しかったなと嬉しかったなという気持ちです。



(李は)10番で本来プレーしている選手だとは思うんですけども、練習の中でもしっかりと時間を使いながら、コンビネーションを磨くことができていると思います。で、本来その10番であるからこそコミュニケーションをしっかりとその取れる彼だから、やっぱり自分もそこの部分のコミュニケーション良く取れるのかなというふうに思っています。

まだまだ若くて、しかもそのステップだったりとかっていうところ、動きもキレキレで、しかもキックもスキルセットを持っているところも、そういう高い選手が隣にいてくれるっていうのは、そういうフレッシュな選手が隣にいてくれて、自分も非常に心強いですし、彼もまだまだその成長していくところっていうか、その成長していく余地みたいなものってたくさんあると思いますから、そんな彼の隣でプレイできるのはとても光栄ですし、彼の成長を楽しみにしています。

僕たちのコンビネーションがチームの強みになってくれたらいいなぁっていう風に僕も思ってますし、何よりもやっぱりそのチームとして、しっかりセットピースだったりとかっていうところで、いいボールを供給してもらうということがあっての自分たちの仕事だと思うので、まずは一人一人がしっかりと仕事をする。その中で今おっしゃったように、そういう風になってくれると僕も嬉しいです。

(レタリックとサヴェアに関して)レタリックに関しては、まあもともとそのチーフスで長く時間を共に過ごしたし、逆にアーディーに関しては敵のチームにいて、何度も相手としてプレーしたっていうのもありましたから、改めて自分の側に来てくれたのは、とても嬉しかったし、今日、こういったパフォーマンスができて、こういった結果ができたということは、改めて彼らと一緒にプレーできてとても光栄です。

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