ショーン・スティーブンソンに訊く―今季好調のスピアーズの強さとナショナルラグビーに対するコミット | ラグビージャパン365

ショーン・スティーブンソンに訊く―今季好調のスピアーズの強さとナショナルラグビーに対するコミット

2026/01/18

文●斉藤健仁


昨季は惜しくもファイナルで敗れて準優勝だったが、2度目の優勝を目指して邁進しているのが、開幕から5連勝を達成したクボタスピアーズ船橋・東京ベイだ。そのBKの中軸の一人となっているのが、昨季は契約の関係からシーズン途中でNZに戻った、オールブラックス1キャップの「シューター」ことFBショーン・スティーブンソンだ。39-10で快勝したトヨタヴェルブリッツ戦についてだけでなく、今季好調のスピアーズの強さについて、今後のナショナルラグビーに対するコミットなどについて聞いた。


――トヨタ戦のパフォーマンスについて

最後はやっぱり、簡単じゃない展開になるだろうなとは思っていました。今日の試合について言うと、後半のフィールドポジションが本当に重要だったと思います。結果的にボーナスポイントを含めて5ポイントを取れたという点では、正直、満足しています。

――トヨタは、CTBファルコンやSHアーロン・スミスが出場しましたね

特にテオ・ファルコンが12番で入ってきたこと、それからナギ(SHスミス)も含めて、彼らは本当に相手にとって流れを変える存在になったと思います。だから、後半についてまた学ばないといけない部分ですね。彼らはいつも試合に大きなインパクトを与える選手たちですし、特に後半になると、その存在感をより強く感じるようになります。

アーロン・スミス

アーロン・スミス


――今季、5連勝と良い入りをしました。プレシーズンに良い準備ができたのか

正直、シーズンの序盤では、そこまで深く考えていなかったというか、序盤は序盤、という感じでした。他のメンバーとも話しましたけど、当時は移動中も含めて、かなり多くの映像を見て準備していたという違いがありました。シーズンに入ってからは、感触も良くて、そこからは過去にやってきたことをベースにしながら、一貫性とコミットメントを持って積み重ねていけていると思います。


――チームメイトがFBスティーブンソン選手が10番のSOフォーリーとともにゲームコントロールしていると話していますが……

今はチームとして、以前よりもゲームをうまくコントロールできていると思います。過去のシーズンと比べても、今シーズンはボール保持や試合運びの部分が違います。

(スピアーズは)派手さはないかもしれませんが、クリーンで、効率的なラグビーができています。5戦5勝で首位にいるのは良いことですが、それがゴールだとは思っていません。僕たちは、チームとして成長し続けようとしています。リーダーの一人としては、味方をスペースに走らせること、試合をコントロールすること、そしてフォワードを適切なエリアで使うことを意識しています。このチームの基準は、常に上がり続けています。まだ完璧ではありませんが、いろいろな部分が噛み合い始めている感覚はあります。

――昨季は惜しくも準優勝でしたが、今季も開幕から5連勝しているスピアーズの強さについてはどう感じていますか?

今のクボタは、すべてがうまく機能している印象です。セットプレー、カウンターアタック、アタック、ディフェンス、どの要素も噛み合っています。自分たちもまだ完璧ではありませんし、80分間の完成度は追い求め続けていますが、良い流れの中で勝ち点やボーナスポイントを取れています。シーズンも3分の1近くまで来ているので、今の立ち位置としては悪くないと思います。


――来週は、昨季決勝で敗れた、3連覇を目指すブレイブルーパス東京と対戦します。

来週は東芝との試合です。大きな試合になりますね。はい、もちろん(昨季の決勝の)試合は見ました。あの決勝のことは、正直まだ少し心に残っていますが、今は新しいシーズンです。プレシーズンでは良い試合ができているので、今やっていることを続けて、自分たちのパフォーマンスに集中して、勝利を取りに行きたいと思います。東芝はとても強いチームですし、来週、秩父宮ラグビー場で対戦できることを楽しみにしています。オレンジアーミーの皆さんにも、また会場に来て、応援してもらえたら嬉しいです!


――オールブラックスキャップを持っていますが、2027年ワールドカップはサモア代表で出場したいと考えているのですか?

それについては、今後どうなるか、ですね。3年間の代表資格の待機期間が今年の8月で終わるので、サモア代表という選択肢が出てくる可能性はあります。自分としては、まだ世界の舞台で、国際ラグビーで貢献できるものがあると感じています。ワールドカップに出場することは、ずっと目標の一つです。来年のワールドカップにサモア代表が出場を決めたこともあって、サモア代表になることは確実に考えていることの一つです。今年がどういうシーズンになるかを見ながら、判断していくことになると思います。

――サモア代表資格はあるのですか?

私の母がサモア出身です。

――昨シーズンはシーズン途中でNZに戻りました。今季はフルコミットしています。日本での生活についてはどうですか?

日本に来て、もう5か月ほどになりますが、本当に楽しんでいます。素晴らしいチームですし、組織としてもとても良い環境です。毎日、チームメイトとつながれることも、とてもありがたいですね。やっぱり試合に勝っていると、より楽しくなりますし、オレンジアーミーの前でプレーできるのは特別です。今日のサポートを見れば分かると思いますが、ファンの存在は僕たちにとって本当に大きいですし、チームもまた、ファンにとって大きな存在だと思います。このチームの一員でいられることを誇りに思っていますし、良い時間がこの先も続いてほしいですね。


――日本食にも慣れましたか?

はい、日本食は大好きです アレルギーもありませんし、好き嫌いも特にないです。チームにはシーフードが苦手な選手もいますけど、僕は出されたものは何でも美味しく食べています!

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ