埼玉ワイルドナイツのCTBディラン・ライリーはここまで全試合に出場し、6トライを決めてトライランキング1位と好調だ。ワールドカップ出場からチームに戻り、素晴らしいパフォーマンスを見せているその要因について話を聞いた。
――今季はここまで好調なパフォーマンスを見せていますね。
そうだね。ワイルドナイツに戻ってきて、自信を取り戻したし、チームに戻ってきたことは本当に良かった。そして、いいスタートが切れたと思うし、勢いに乗って、1試合1試合さらに自信をつけていって、残りのシーズンを通してそれを積み重ねていけたらと思う。
――自信を失っていた部分があったんですか？
いや、そんなことはないと思う。自分が自信を失ったということじゃなくて、チームとしてということ。昨年の敗戦から今年は大きな自信を持ってやっている。本当にいいスタートを切ったから、ただそれだけなんだけど。
ディラン・ライリー
――ワールドカップはすごくいい経験になったと思うけど、ただ自身のパフォーマンスには完全には満足していないところもあるんじゃないですか？
ものすごくいい経験だったけど、部分的にはそうだね。自分のパフォーマンスに完全に満足していたとは思わない。そうだね、自信のないプレーもあったし、ああいう大会に出るには、パフォーマンスが鍵だからね。でも、あなたが言ったように、ワールドカップは素晴らしいものだった。
――もちろんまだ先のことでリーグワンとワイルドナイツでのプレーに集中していると思いますが、トッププレーヤーで居続けるために、日本代表に入ってワールドカップを目指す必要があると思っていますか？
もちろん。（日本代表の）HCが変わったように多くの変化があるのは明らかだけど、ただ、あなたが言ったように今現在の自分のパフォーマンスと、このチームのために何ができるか、それでまた日本代表のチャンスをもらえるかどうかに集中している。現時点では、自分のベストを尽くすことだけを考えているよ。
――エディー・ジョーンズHCにどういう印象をお持ちですか？
コメントすることはできない。彼のことを十分に知らないから。会ったこともないし、話したこともないしね。知らないことにはコメントできないよ。
――コーチとしては、どういう印象を持っている？
本当に頭が良くて、何を望んでいるのか、どうすればそれを達成できるのかを知っている。国際的な経験も豊富で、いろいろなチームでいろいろなレベルを経験してきた。だから日本を次のレベルへと導いてくれることを期待している。
――ここから少しオフがありますけど何かプランは？
正直なところ本当に予定がないんだ。とても寒いからね。ただ、自然の成り行きに任せて、リラックスするために休みを取りたい。チーフスとのビッグゲームが控えているし、それに集中して、残りのシーズンを戦わないといけない。だから体をリフレッシュさせたい。長いシーズンだからね。
――チーフスについての印象は？
昨年、スーパーラグビーで素晴らしいパフォーマンスを見せたチーフスのようなチームと対戦することは、日本で異なるラグビーを経験する良いチャンスだと思っているよ。
