ブルーレヴズが26点差を追い上げた怒涛の反撃フォトレポート | ラグビージャパン365

ブルーレヴズが26点差を追い上げた怒涛の反撃フォトレポート

2024/04/14

写真●大友信彦


4月13日、静岡市清水のアイスタ(日本平)でリーグワン第13節の静岡ブルーレヴズvsクボタスピアーズ船橋東京ベイの一戦が行われた。

前節終了時点の順位はブルーレヴズが6位でスピアーズが8位。どちらも負ければ4強への望が断たれるという、土俵際まで追い込まれた状態で迎える一戦だった。

6位静岡ブルーレヴズ

6位静岡ブルーレヴズ


8位スピアーズ船橋東京ベイ

8位スピアーズ船橋東京ベイ


先手を取ったのはスピアーズ。前半12分、左のラインアウトからフェイズを重ね、最後はHOコールズが快走。相手ゴール前でCTB立川理道主将につないで先制トライ。

コールズが快走

コールズが快走



立川理道が先制トライ

立川理道が先制トライ


次のキックオフからスピアーズは自陣から細かくパスを繋いで連続攻撃し、8フェイズを重ねてCTBテアウパがトライ。フォーリーのコンバージョンも決まり12-0。

ラピースのラン

ラピースのラン


出場停止明けのファウルア・マキシ

出場停止明けのファウルア・マキシ


テアウパ・シオネがトライ

テアウパ・シオネがトライ


バーナード・フォーリーのキックも成功

バーナード・フォーリーのキックも成功


さらに次のキックオフからもLOボタがビッグゲイン。FL末永-PRオペティ・ヘルがつなぎSOフォーリーがフィニッシュ! ノーホイッスルトライ2連発、しめて3連続トライでスピアーズが19-0とリードを広げた。

次のキックオフからルアン・ボタがゲイン

次のキックオフからルアン・ボタがゲイン


末永健雄がつなぐ

末永健雄がつなぐ


オペティ・ヘル

オペティ・ヘル


フォーリーがトライ

フォーリーがトライ



スピアーズの猛攻は止まらない。21分にはWTB根塚のブレイクからSH藤原がダイナミックにダイビングトライ。26-0と大きくリードした。

根塚洸雅のブレイク

根塚洸雅のブレイク


藤原忍がダイビングトライ

藤原忍がダイビングトライ



ブルーレヴズの反撃は28分。相手反則から右ゴール前に攻め込むと、CTBマフーザのグラバーキックをCTBピウタウがインゴールで押さえ初トライ。SHホールがコンバージョンを決め7点を返す。



だが流れはまだ変わらなかった。31分、スピアーズは自陣でのターンオーバーからSH藤原がカウンターアタックをかけ、FB島田がトライ。前半はスピアーズが31-7と大きくリードして折り返した。

カウンターアタックから島田悠平がトライ

カウンターアタックから島田悠平がトライ



しかし後半はブルーレヴズが反撃に出る。49分、相手ゴール前のスクラム。後半開始からNO8に入った20シオネ・ブナがサイドに持ち出しインゴールへ。TMOの末にグラウンディングが認められトライ。WTBファリアがコンバージョンを決め14-31。怒濤の反撃の幕開けだ。



シオネ・ブナがサイドに持ち出しトライ

シオネ・ブナがサイドに持ち出しトライ


ファリアがゴールを決めて14-31

ファリアがゴールを決めて14-31



58分CTBピウタウが左中間へトライ

58分CTBピウタウが左中間へトライ


58分、今度はCTBピウタウが左中間へ。これで19-31。
スピアーズは71分、73分と立て続けにイエローカードを出されてしまい、13人の戦いに。

紙森陽太に続き、フォーリーがこのプレーでイエローカード。スピアーズは13人で戦うこととなった。

紙森陽太に続き、フォーリーがこのプレーでイエローカード。スピアーズは13人で戦うこととなった。



74分、リーグワンのトライ王争い首位を走るWTBツイタマが左隅へダイブして今季15号トライ。トライ王争いで2位の埼玉ライリーとの差を3に広げた。左隅の難しいコンバージョンをファリアが決め、ついに射程圏の5点差。


ツイタマがトライを決める

ツイタマがトライを決める


ファリアがゴールを決めついに5点差とした

ファリアがゴールを決めついに5点差とした



残り2分、自陣ゴール前からアタックをかけたブルーレヴズだったが、相手ゴール前10mまで進んだところでノックオン。スピアーズは自陣ゴール前でありながらFWでボールをキープして逃げ切りを狙う。

レヴズは自陣からアタックして相手ゴール前10mまで進むもノックオン

レヴズは自陣からアタックして相手ゴール前10mまで進むもノックオン


スピアーズは自陣ゴール前でボールをキープ

スピアーズは自陣ゴール前でボールをキープ


しかしタイムアップのホーンが鳴った最後のブレイクダウンでブルーレヴズがイチかバチかのカウンターラック。ターンオーバーとなり平川主審はスピアーズの反則を宣告。

レヴズがカウンターラックでターンオーバー

レヴズがカウンターラックでターンオーバー


PKからブルーレヴズはタップキックからアタック。途中出場していた新加入のLOヴェティ・トゥポウが相手ディフェンスを突き破ってインゴールへ。TMOで確認の上、トライ。ブルーレヴズは後半ロスタイムに26点差を追いついた!

ヴェティ・トゥポウがインゴールへ

ヴェティ・トゥポウがインゴールへ



TMO判定の結果トライが認められ、26点差を追いついたブルーレヴズ

TMO判定の結果トライが認められ、26点差を追いついたブルーレヴズ



しかし逆転を狙ったファリアのコンバージョンキックは失敗。試合は31-31の引き分けに終わった。

ファリアのゴールは失敗

ファリアのゴールは失敗




静岡ブルーレヴズは勝ち点31。クボタスピアーズ船橋・東京ベイは勝ち点29。両チームともにプレーオフはかなり難しくなった。上位チームの試合結果如何ではあるが、残り3試合をボーナスポイント含む勝ち点5を取り続けることが求められる。

静岡ブルーレヴズは次節、東京サンゴリアスとの対戦。スピアーズは神戸スティーラーズに挑む。

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