昨季プレーオフ決勝の同一カードとなった。「NTTジャパンラグビー リーグワン」ディビジョン1も1月24日(土)の第6節から交流戦が始まり、東京・秩父宮ラグビー場で2連覇中の東芝ブレイブルーパス東京(現在4位)が、現在5連勝で首位に立つクボタスピアーズ船橋・東京ベイと激突した。
持ち前のアタック力を見せたブレイブルーパスは、前半は12-3とリードして折り返した。しかし後半はスピアーズの反撃にあって12-17と逆転されてしまう。しかし、17-20で迎えた後半40分、FW、BK一体となってボールを継続し、最後は元オールブラックスのSOリッチー・モウンガがパスダミーから内に切れ込んでトライを挙げて24-20で逆転勝利を収めた。

リッチー・モウンガの逆転トライ
ブレイブルーパスは開幕で埼玉ワイルドナイツに敗れたが、リーグ戦で5連勝、そして対スピアーズに対しても5連勝を飾った。試合後、殊勲のトライを挙げたSOモウンガに話を聞いた。
東芝ブレイブルーパス東京 SOリッチー・モウンガ

――ここまで5連勝のスピアーズが相手でした
クボタさんはすばらしいチームで、すばらしい選手がいるので準備をしました。大変なチャレンジになると思っていたが、自分たちで立ち向かうことができた。すべてが完璧ではないが、これから成長してやっていきたい。
――最後、トライをあげたシーンを振り返って
最初、外がスペース空いていて、そっちかなと思ったが、相手が対応したので(だから内を突いてトライを挙げた)。
――最後まで東芝らしいアタックを見せました
(今日の試合は)プラン通りのアタックができました。全部、完璧にはいきませんでしたが、ボールを持っている局面でスキルを使えた。前半、ボールを持っているシーンで得点には結びつかなかったが、ギリギリまで攻めて相手にプレッシャーを与えることができました。

――後半、リードされた時、どう考えていたか
目の前の瞬間、瞬間、そして局面、局面を勝ち取っていこうというだけでした。負けているからどうこうというのは誰の目にもなくて、みんないけるぞという表情をしていた。それが収穫だったかもしれません。
1週間通して、試合になったら15人だけでなく、23人が与えられた役割があるから、何かしら貢献しようと言い続けたことが形になった。プランをしっかり立ててそれ通りに遂行できた。
――後半、相手陣に入れないとき、どんなことを考えてゲームメイクしていた?
後半、風下ということもわかっていたので、ある程度、ボール持ってのプレーになると覚悟していた。自陣から攻めるというプランを全員で共有していた。キックのタイミングも含めて、明らかに空いているときは裏のスペースに転がしたが、ボールを持っていたときはプラン通りだった。クボタさんはそれを理解した上で良いディフェンスをしていたので、良い戦いだった。後半、いくつかペナルティもらってキックで敵陣に入れた。

――後半、トライ前、裏のスペースに良いキックをしましたね。
クボタさん、WTBも早めに上げて、SHもラインに出てきて前の人数にいて、裏にキックで通せるスペースがあると理解していた。ボールがバウンドして出てくれればなというところでした。
――開幕戦(パナソニック戦)の大敗があったからこそ成長できた?
もちろん開幕のパナソニック戦では大事な学びを与えてもらった試合になった。2連覇しているからといって、普通にやっているだけでは勝利は得られない、自分たちで主体的に勝ちとらないといけないと教えてもらった。地に足をつけてやらないといけないと教えてもらった試合になったが、ここにきて、今日も含めて、自分たちのフォーカスはより良くなること。開幕戦で負けたことより、今日の自分より明日の自分がより良くなることがメインのモチベーションになっていると思います。

斉藤健仁スポーツライター。1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。印刷会社の営業を経て独立。サッカーやラグビー等フットボールを中心に執筆する。現在はタグラグビーを少しプレー。過去にトップリーグ2チームのWEBサイトの執筆を担当する。リーグワン、日本代表を中心に取材。 プロフィールページへ |

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