リッチーモウンガが感じる「日本ラグビーのテンポ」―テンポが速いことへの影響。速すぎることでミスが増えてしまっている | ラグビージャパン365

リッチーモウンガが感じる「日本ラグビーのテンポ」―テンポが速いことへの影響。速すぎることでミスが増えてしまっている

2024/03/19

文●編集部


東芝ブレイブルーパス東京は、17日、秩父宮ラグビー場に三菱重工相模原ダイナボアーズを迎え撃ち9勝目をあげた。試合を終えて司令塔のリッチー・モウンガは、ここまで全試合80分フル出場を続けている。「自分も頑張らないと下から押し上げている選手、中尾、松永といった選手が10番できるので、追い抜かれないように毎週頑張らないといけない」と話した。

――POMでした今日の試合を振り返って


タフな試合で、上手くいかないところもあったがBPを取って勝てて良かった。課題が出たので修正したいです。


――ずっと試合に出ていますが疲れとかはないですか?


試合に出られることは恵まれていると理解しています。出られない選手がたくさんいる中で、毎週試合に出られていることは光栄なことです。自分も頑張らないと下から押し上げている選手、中尾、松永といった選手が10番できるので、追い抜かれないように毎週頑張らないといけない。



――オールブラックスのロバートソンHC(レイザー)が見ていました


自分自身、プロフェショナル選手として彼の指導でないところでプレーするのはキャリアで初めてで、彼が見ている中でプレーできて良かった。自分が新しい環境でプレーしている感じかどういう感じかというのを共有して、彼も新しい役割というところで、お互いの近況を報告した感じです。




4年後、状況が許す中でチャンスがあれば自分の国を代表して戦うことは誇らしいと未だに思っている



――ロバートソンHCは2027年W杯にモウンガ選手を選考できれば選考したいと話していたがどうですか?


まだ4年先ということで、かなりいろんなことがここからこの2~3年で起きうると思うが、現状、今このタイミングでやることは東芝に忠誠心があって、東芝のためにプレーしている。ただ日本でのプレーを評価してもらって、4年後、状況が許す中で、チャンスがあれば自分の国を代表して戦うことは誇らしいといまだに思っています。パフォーマンスが評価されて状況が許せば、チャンスが巡ってくればプレーすることも選択肢の一つかなと思います。



――10試合プレーしてリーグワンのレベルは?


日本でもニュージーランドのでもラグビーとうい競技は変わらないが、これは良くも悪くもという部分ですが、日本のラグビーはテンポが速くて面白いラグビーになるが、その裏でテンポが速すぎるせいでミスが増えて、トライしそうなったチームが反対側でトライされそうになっている。すごく大きな画で見たときに、日本のラグビーにとっていいのか悪いのかハッキリ言えないところですが、そういう違いがある。

――もっとミスをしないようにテンポを落とした方がいいと感じる?


そうですね。単純に遅らせるのではなく、テンポが速いことによる影響、例えば選手の疲れとか、疲れてくる選手が増えるとスキルの精度が落ちてきたりする。必ずしも遅らせた方がいいというわけではないが、要素の一つではある。今日の試合の最後の20分、かなりお互いにミスがあったりと両チームとも誰もゲームをコントロールできていなかった。




――南アフリカ代表選手は、日本のテンポが速い方がいいと話していたが


自分はBKで、ボール持って走る選手が好きで、NZのテンポの速い、展開の速いラグビーをしていたので、(日本の)テンポの速いラグビーを楽しんでいる。

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