4月15 日(土)、ディビジョン2の順位決定戦第2節が行われ、愛知・一宮市光明寺公園球技場で豊田自動織機シャトルズ愛知と三重ホンダヒートが対戦した。
雨の降り続くコンディションの中、ヒートが前半SOケイレブ・トラスクのPG2本で6-0と先制したが、後半に入り、相手のシンビンで数的優位に立ったシャトルズがSO清水晶大のトライで逆転。しかし、終盤にヒートがCTBクリントン・ノックスのトライで再逆転に成功。シャトルズもPGを返し14-13と1点差に詰め寄るが、ヒートが逃げ切りノーサイド。
シャトルズのディビジョン2・3位が決定し、ヒートはD2優勝をかけて4月22日(土)、東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場で浦安D-Rocksと戦う。
試合後、ヒートのインターナショナルプレイヤー3人に話を聞いた。
「自分たちのチームが去年よりはるかにレベルアップできている」LOフランコ・モスタート
――今日の試合を振り返って。
スローなゲームでした。雨が降ることもわかっていたのですが、なかなかいい形にはならなかったけど、結果として勝てたのはよかったです。
――次のD-Rocks戦に向けては
対戦も3度目になりますから彼らが自分たちにやってくることはわかっているつもりです。ただタフなゲームになることは変わらないでしょう。D-ROCKSはまだ負けなしですからね。 私たちにとっては彼らに黒星をつけるっていうのが、すごくチャレンジだというふうに思っています。でも、私たちもチームとしてもやっぱりな大きな画が、プランを描いてチャレンジしてるので、この3週間で自分たちのゲームをしっかり忠実に理解をして、パフォーマンスを発揮しているところにしっかりフォーカスして行きたいと思っていますよ。
――入れ替え戦については。
もちろん勝つことしかありません。すごく大事なゲームになります。間違いなくみんながディヴィジョン1でプレーしたいと思っている。まあ自分たちにフォーカスして、しっかり自分たちの目標が達成できるように頑張りたいなと思います。
――昨年は入れ替え戦で悔しい思いをしました。そこから学んだことは。
非常に難しいですね。去年とはチームも違うし、相手も違うので。ただ自分たちのチームが去年よりはるかにレベルアップできていると思いますね。
――リーグワンでプレーするスプリングボクスが今季は増えました。
みんなまず日本のカルチャーが好きだというのがありますね。あと日本の速いラグビーに触れたいというのがあると思います。外国から来る選手もすごく増えてきたし、リーグもそうなんですけど、日本のラグビーのスタンダード自体が上がってきて、ワラビーズに近づいてきていますね。
――去年は家族と離れていましたが、今年はご一緒に日本で過ごすことができていますね。
去年は息子が生まれたばかりということもあって家族が来日できなかったんですけど、非常に辛かったですね。今年は一緒に日本で家族も生活を楽しんでくれています。自分の愛する人たちの顔が近くで見られるというのは、自分のパフォーマンスにも大きく影響するんだなということをすごく実感しています。
「ワールドカップで活躍したいという高いモチベーションを持っている」FBトム・バンクス
――まず今日の試合を振り返って。そして来週は浦安D-Rocksと今季3度目の対戦になりますね。
(雨天という)とても難しいコンディションだったので、今回は、私たちがやりたかったゲームプランがうまく実行できなかったと思います。数週間前の(浦安D-Rocksとの)試合の時も同じような同じような状況でしたね。来週はどうなるかわからないんですけど、できれば晴れて、もっと展開ラグビーができれば、もっと自分たちの強みが生かせるのでそういうラグビーができればと思うんですけど、相手はD-Rocksなので、それはまたチャレンジングな戦いですよね。
――来週は浦安D-Rocksと今季3度目の対戦、そして入れ替え戦に臨みます。
もう何回も対戦している相手なので、その中でD-Rocksがどういうことをしてくるのかっていうのを私たちもわかっていますし、もちろん彼らもそうでしょう。あとはその自分たちが作ったそのプランに対して忠実にそれをやるということと、この一週間の練習で、いい準備をしたいなというふうに思っています。
――少しワラビーズのことについて聞かせてください。SOバーナード・フォーリー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)は次のワールドカップに出るためにリーグワンで良いプレーをしたいと言っていました。バンクス選手はどうでしょうか。