4日に行われた、ラグビーリーグワン・ディビジョン1、東芝ブレイブルーパス東京対コベルコ神戸スティーラーズの一戦は51-12(前半:13-5)でブレイブルーパスが快勝。5勝5敗、勝点26としてプレーオフ進出に望みをつなげた。一方敗れたスティーラーズは、4勝6敗、勝点19で8位に後退。プレーオフ進出は厳しくなった。
前半13-5とリードして折り返したブレイブルーパスは後半開始早々にLOジェイコブ・ピアスのトライで18-5とリードを広げる。後半12分、スティーラーズは今シーズン初先発を果たした日下太平にシンビンが適用され数的優位を与えると、13分にブレイブルーパスがSH小川高廣のトライでリードを広げると、21分にも小川がトライを決めて32-5とした。
スティーラーズはようやく24分にアタアタ・モエアキオラがトライを返すも、直後の27分、バーガー・オーデンタールにトライを許し37-12と試合を決められてしまった。スティーラーズは36分、山下楽平にレッドカードが出され万事休す。試合終了間際に立て続けに2トライを許し、後半だけで6トライの大量失点で試合を終えた。
80分、どういう試合展開だったのかを本誌独自に集計した「得点率」を見ながらイメージしていきたい。
15人制ラグビーでは得点後、相手のキックオフからゲームが再開され、自陣でボールを持つことになる。そのため、自陣を脱出しないと失点のリスクがある状態で戦わなければならない。
「相手ボールのキックオフから自陣を脱出すること」が失点を防ぐ一つの要因になるし、相手ボールキックオフからのアタックで得点ができることは、相手に対して優位に試合を運んでいるバロメーターにもなる。
この試合での得点率は以下のとおりだ。