サクラセブンズ2018の現在地 | ラグビージャパン365

サクラセブンズ2018の現在地

2018/05/30

文●大友信彦


サクラセブンズが変わったな……。
5月24日(木)、府中市の朝日サッカー場で公開された女子セブンズデベロップメントスコッドの練習を覗いて、そう感じた。


コアチーム残留は、かなり厳しい状況の中トレーニングは進む

4月21日(土)〜22日(日)に行われたワールドシリーズ北九州大会では、前年に続いて1勝もできず、最下位で大会を終えていた。しかし3週後に行われたカナダ大会では、第1日にロシアから勝利。得失点差で8強入りはならなかったが、チャレンジトロフィーでは準決勝でブラジルを31−21、決勝では北九州大会4位のスペインを26-21で破り、「優勝」を飾った。2015年12月のワールドシリーズ・ドバイ大会でボウル優勝を飾って以来(呼称は変わったが、フォーマットは同じ形)、現行のワールドシリーズでは最高タイの成績を収めていた。

稲田ヘッドコーチ

稲田ヘッドコーチ


「北九州大会では、いいイメージを持って大会に入ることを優先して、いいコンディション、いい雰囲気を作って大会に臨みました。でも本番ではブレイクダウンで圧倒されてしまい対応できなかった。実際のワールドシリーズの圧力を想定した練習はできていなかったんです。だから、カナダの大会に向けた練習ではそこを変えた。大会直前でも練習の強度は落とさず、コンタクトもホールドやタッチではなく実際のタックルありで行いました」(稲田仁HC)


だからといって、フィジカルコンタクトの練習にひたすら終始したわけではない。

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