7月30日、日本ラグビー協会は、女子15人制ワールドカップ・アイルランド大会に出場するサクラフィフティーン選手を発表した。公式に発表された選手のプロフィールは、所属チームと在籍先、身長体重、そして生年月日だった。男子の代表ならば付記されているキャップ数は、そこには書かれていなかった。
しかし、日本協会は女子のキャップ表彰制度創設の検討を始めている。
今回も、公式発表には至らなかったが、非公式な数字として、キャップ数はカウントされていた。以下に紹介する。
女子ラグビーワールドカップ2017アイルランド大会・最終スコッド
(C・・・キャップ)
PR 南 早紀 日体大4年 C7
PR 藤本麻依子 横浜TKM C2
PR 江渕まこと 東京フェニックス/青学大2年 C2
PR/HO 齊藤聖奈 PEARLS C16
PR/HO 片岡瑞帆 横浜TKM C7
HO/FL 鈴木実沙紀 東京フェニックス C14
LO 櫻井綾乃 日体大3年 C7
LO 日向寺亜依 東京フェニックス C5
LO 中嶋(旧姓・竹内)亜弥 アルカス熊谷 C4
LO/No8 三村亜生 横浜TKM C4
FL 鈴木彩香 アルカス熊谷 C10
FL 末 結希 アルカス熊谷 C9
FL 塩崎優衣 東京フェニックス/慶大2年 C2
FL 鈴木彩夏 RKU龍ヶ崎グレース/流経大2年 C2
No8 マテイトンガ・ボギドゥラマイナダヴェ アルカス熊谷 C10
No8 高野眞希 日体大4年 C3
SH 野田夢乃 アルカス熊谷/立正大2年 C6
SH 津久井萌 東農大二高3年 C4
SO 山本 実 日体大3年 C5
SO 福島わさな 追手門学院大4年 C2
CTB 加藤慶子 世田谷レディース C7
CTB 冨田真紀子 世田谷レディース C3
CTB 長田いろは アルカス熊谷/立正大1年 C2
CTB/WTB 黒木理帆 アルカス熊谷/立正大2年 C5
WTB 堤ほの花 日体大2年 C5
WTB 平野恵里子 横浜TKM C4
FB 田坂 藍 アルカス熊谷 C9
FB/CTB 清水麻有 日体大2年 C4
バックアップ(FW) 小林ちひろ RKU龍ヶ崎グレース C4
バックアップ(BK) 加藤あかり ラガールセブン C4
日本ラグビー協会ではまだ、女子のキャップ制度を正式に決めていない。どの試合がキャップ対象か、そうでないかはまだ最終決定されておらず、中には出場選手を確認しきれていない試合もある。この数字は、暫定的に「テストマッチ」(国代表同士の正式な対戦)に相当する試合をカウントしたものだ。
ということを承知した上で「キャップ数」上位の選手を見てみる。
ワールドカップメンバーで最も多いのはPR/HO齊藤聖奈主将の「16」だ。
齊藤は2012年5月、秩父宮ラグビー場で行われた香港との女子エキシビションマッチで女子日本代表デビュー。以来、同年のアジア4カ国対抗、2013年にカザフスタンで行われたワールドカップ予選、2014年、2015年、2016年のアジア選手権に連続出場、2016年12月のワールドカップアジア予選からは、サクラフィフティーンのキャプテンも務めている。