ラ組女子Vol6−竹内亜弥 | ラグビージャパン365

ラ組女子Vol6−竹内亜弥

2015/12/03

文●大友信彦


ラグビージャパン365のスーパーバイザーの大友信彦記者が、「東京中日スポーツ」で、輝く女子ラグビー選手を紹介しているのが、「首都スポ」でシリーズ掲載している「ラ組女子」。「東京中日スポーツ」の協力をいただき、過去に掲載された首都スポ・ラ組女子の記事をアーカイブスとしてプレミアムページにシリーズ掲載します。

今回は、リオ五輪アジア予選でもサクラセブンズのFWとして大活躍した京大卒、新潮社勤務の異色ラグビーウーマン、竹内亜弥選手をクローズアップした2014年5月24日付け東京中日スポーツ・首都スポで掲載した、「ラ組女子・特別版」の再録をお届けします!


2015年11月7日、リオ五輪アジア予選香港大会で

2015年11月7日、リオ五輪アジア予選香港大会で

「2年後のオリンピックまで、休職してラグビーに専念することに決めました」

アルカスクイーン熊谷のキャプテン、竹内亜弥は言った。竹内の勤務先は出版社の新潮社。世界を目指すアスリートとしては、異色の職場だ。

「小さい頃から本が好きでした。好きな作家は梨木香歩さん。西加奈子さんや長島有さんの小説も大好き。私も、手に取ってみたいな、と思えるような本を作りたいと思ってこの会社に入りました」


同社では新人の多くは営業に配属され、4〜5年目頃から編集へ異動になるという。竹内は入社5年で営業職。夢を叶えるには大切な時期だが、今は合宿や遠征で職場を空けがちで、休暇は使い切り、合宿等へは欠勤扱いで参加することも多かった。竹内はあえて休職を決断した。

 

「このままだと仕事もラグビーも中途半端になる。それより、世界一になるために、もっとたくさんの時間をラグビーに使いたい」

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