関東女子セブンズ2025第2戦・全試合フォトレポート | ラグビージャパン365

関東女子セブンズ2025第2戦・全試合フォトレポート

2025/04/25

文●大友信彦


関東女子セブンズ2025第2戦が4月20日、立正大学グラウンドで行われ、6チームが出場した。

関東女子セブンズは、

(1)太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ開催中に伴う別な形での試合出場機会の創出
(2)太陽生命セブンズシリーズのコアチーム以外の参加を募ることにより、裾野の拡大および競技力向上につなげる。
(3)太陽生命セブンズシリーズのコアチーム入りを目指すチームの競技力強化

を趣旨として昨年から設けられ、2年目の今季は5大会を実施。4月6日に流通経済大Gで第1戦が行われ、今回が第2戦。このあと5月17日、18日(会場未定)、6月14日(日体大G)と行われる予定だ。

大会出場予定チームは以下の通り大会出場予定チームは以下の通り

単独チーム
・ブレイブルーヴ
・RKUグレース
・横浜TKM
・弘前サクラオーバルズ
・湘南ベルマーレ
・日本体育大学ラグビー部女子
・北海道バーバリアンズディアナ
・ARUKAS KUMAGAYA
・早稲田大学ラグビー蹴球部 女子部
・鎌倉サクラウインズ

合同チーム
・世田谷合同(世田谷レディース・山梨SHINES・秋田ノーザンブレッツプレアデス)

各大会の参加チーム数は異なり、第1戦の流経大大会には以下の5チームが参加。
・RKUグレース
・弘前サクラオーバルズ
・ブレイブルーヴ
・横浜TKM【A】
・横浜TKM【B】

大会は交流大会という位置づけで、順位は決めず、大会MVPのみを表彰する。流経大大会では高井優花(RKUグレース)が受賞した。
第2戦の熊谷(立正大)大会は7分1本の総当たり戦という珍しい変則ルールで行われた。参加したのは以下の6チーム。

・アルカス熊谷
・弘前サクラオーバルズ
・ブレイブルーヴ
・北海道バーバリアンズ ディアナ
・早稲田大学女子
・世田谷合同(世田谷レディース&早大女子&BRAVELOUVE)

集合写真・アルカス

集合写真・アルカス


集合写真・ブレイヴルーヴ

集合写真・ブレイヴルーヴ


集合写真・世田谷

集合写真・世田谷


集合写真・早稲田大学

集合写真・早稲田大学


集合写真・弘前サクラオーヴァルズ

集合写真・弘前サクラオーヴァルズ



M1 アルカス熊谷 33-0 北海道ディアナ

松井渓南(アルカス)

松井渓南(アルカス)


鈴木柚來(アルカス)

鈴木柚來(アルカス)


小出深冬(アルカス)

小出深冬(アルカス)


佐野茜音(ディアナ)

佐野茜音(ディアナ)



M2 弘前サクラオーバルズ 12-14 ブレイブルーヴ


古関未來(弘前)

古関未來(弘前)


小林詩波(ルーヴ)

小林詩波(ルーヴ)


タマニヴァル(ルーヴ)

タマニヴァル(ルーヴ)



M3 早大女子 29-0 世田谷合同


尾久土栞(早大)

尾久土栞(早大)


沖村実紅(早大)

沖村実紅(早大)


ホドビー花(世田谷)

ホドビー花(世田谷)

M4 アルカス熊谷 7-14 弘前サクラオーバルズ

加藤璃子(アルカス)

加藤璃子(アルカス)


丸山希香(アルカス)

丸山希香(アルカス)


鬼多見友里愛(弘前)

鬼多見友里愛(弘前)



M5 北海道ディアナ 7-17 早大女子


野口明彩陽(早大)

野口明彩陽(早大)


吉井愛華(ディアナ)

吉井愛華(ディアナ)


佐藤優(ディアナ)

佐藤優(ディアナ)


吉田鳳子(ディアナ)

吉田鳳子(ディアナ)



M6 ブレイブルーヴ 29-0 世田谷合同


菊池苺瑚(ルーヴ)

菊池苺瑚(ルーヴ)


香川恵愛シポーラハヴィリ(ルーヴ)

香川恵愛シポーラハヴィリ(ルーヴ)


大薗茶子(世田谷)

大薗茶子(世田谷)


ホドビー花(世田谷)

ホドビー花(世田谷)

M7 アルカス熊谷 14-7 ブレイブルーヴ

九鬼苺花(アルカス)

九鬼苺花(アルカス)


山田晴楽(アルカス)

山田晴楽(アルカス)


鈴木柚來(アルカス)

鈴木柚來(アルカス)


中村紘子(ルーヴ)

中村紘子(ルーヴ)



M8 北海道ディアナ 25-0 世田谷合同


川勝エマ(世田谷)

川勝エマ(世田谷)


村屋莉子(ディアナ)

村屋莉子(ディアナ)



M9 弘前サクラオーバルズ 21-5 早大女子


鬼多見友里愛(弘前)

鬼多見友里愛(弘前)


ライサニ・モセイサワナ(弘前)

ライサニ・モセイサワナ(弘前)


國谷蘭(早大)

國谷蘭(早大)


高橋あいり(早大)

高橋あいり(早大)


M10 北海道ディアナ 0-28 ブレイブルーヴ

新井琴羽(ルーヴ)

新井琴羽(ルーヴ)


佐野茜音(ディアナ)

佐野茜音(ディアナ)


吉井愛華(ディアナ)

吉井愛華(ディアナ)


小山晶子(ルーヴ)

小山晶子(ルーヴ)


渡邊貴子(ルーヴ)

渡邊貴子(ルーヴ)



M11 アルカス熊谷 19-7 早大女子


高橋あいり(早大)

高橋あいり(早大)


萩田未来琉(早大)

萩田未来琉(早大)


鈴木柚來(アルカス)

鈴木柚來(アルカス)


松井渓南(アルカス)

松井渓南(アルカス)



M12 北海道ディアナ 0-19 弘前サクラオーバルズ


片岡瑞帆(弘前)

片岡瑞帆(弘前)


新居里江子(弘前)

新居里江子(弘前)


吉井愛華(ディアナ)

吉井愛華(ディアナ)


M13 アルカス熊谷 31-0 世田谷合同

萩原光莉(世田谷)

萩原光莉(世田谷)


松井渓南(アルカス)

松井渓南(アルカス)


鈴木柚來(アルカス)

鈴木柚來(アルカス)



M14 ブレイブルーヴ 28-0 早大女子


岩淵心香(早大)

岩淵心香(早大)


新井琴羽(ルーヴ)

新井琴羽(ルーヴ)


高橋みひろ(早大)

高橋みひろ(早大)


渡邊貴子(ルーヴ)

渡邊貴子(ルーヴ)



M15 弘前サクラオーバルズ 15-0世田谷合同


ホドビー花(世田谷)

ホドビー花(世田谷)


鬼多見友里愛(弘前)

鬼多見友里愛(弘前)


山形詩織(弘前)

山形詩織(弘前)

7分✕1本という変則ルールの交流戦ということもあり順位づけはなかったが、アルカス、弘前、ブレイブルーヴが4勝1敗で並んだ。早大が2勝3敗。ディアナは選手8人で大会に臨み1勝4敗。世田谷は合同を組む山梨、秋田のメンバーが参加できず、ブレイブルーヴ、早大から選手を借りる急造チームで参戦し0勝5敗だった。

「首位」を分け合ったのはホストチームのアルカスと、チャレンジャーシリーズを目前に控えた弘前、ブレイブルーヴ。昨年の創部からわずか1年の早大も4人の1年生を迎えて大幅な進歩を見せた。

アルカスは大学生中心のメンバーにシニアメンバーの小出深冬、松井渓南が加わった布陣。山田晴楽の強さと鈴木柚來のロングスプリントが光った。

弘前はエースの鬼多見友里愛が積極的にゲームをリードし、新加入のフィジー出身、ライサニ・モセイサワナが早大戦の3トライなど決定力を披露。ブレイブルーヴには2点差で敗れたが、アルカスを破るなど5月のチャレンジャーシリーズに向けチーム状態の良さを見せた。

MVP-ライサニ・モセイサワナ(弘前)

MVP-ライサニ・モセイサワナ(弘前)


MVP-ライサニ・モセイサワナ(弘前)

MVP-ライサニ・モセイサワナ(弘前)

ブレイブルーヴはアルカスに敗れたが弘前には競り勝ち、残る早大、ディアナ、世田谷にはすべて完封勝ち。追手門学院出身の小林詩波、サクラxv香川メレの妹・香川恵愛シポーラハヴィリらの新戦力、ブレイブルーパスCTBセタの妻ブリトニー・タマニバルらが見せる強さと巧みなオフロードは威力を発揮した。

早大は関東学院六浦から高橋あいり&みひろのツインズ、京都成章から尾久土栞、麗澤から萩田未来琉という高校トップ選手4人が新加入し、千北佳英主将はじめ昨季からのメンバーもサイズ&スキルアップ。エース岡本実優を欠く編成ながら太陽生命コアチームのディアナを破り、敗れたアルカス、弘前戦でもトライ。5月のチャレンジャーシリーズと6月の大学女子セブンズでは注目の存在になりそうだ。

北海道ディアナは6月開幕の太陽生命シリーズのコアチームだけに、まだプレシーズン状態。わずか8人での参戦でもあり1勝4敗に終わったが、FWの吉井愛華、佐野茜音らがインパクトあるプレーを披露。5月には外国人選手が合流してチームの仕上げに入る。太陽生命シリーズ開幕時にはまったく別のチームに変貌していそうだ。


世田谷は合同チームを組む山梨・秋田の選手が今回は参加できず、急遽ブレイブルーヴと早大から選手を借りての参戦。急造チームとあって苦戦は免れなかったが、桐蔭学園出のホドビー花、アルテミスターズ・ユース出身の川勝瑛萬の19歳ペアが果敢なプレーでたびたびゲイン。試合を重ねてどんな成長を見せるかが楽しみだ。

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