9月18日、ラグビーワールドカップを明日に控えた日本代表は、ブライトンのコミュニティ・スタジアムで前日練習を行った。メディアに公開されたのは15分ほどだった。練習後、エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)、HO堀江翔太副将、PR畠山健介の3人が会見を行った。
ウィングに代わり、立川へ。田村がリザーブへ。
――ジョーンズHC、現在のチームの状態は?
ジョーンズHC 今週1週間、非常に良いが準備できました。そして、今日は自信を付けるという意味で合わせました。緊張感はありましたが、それはどのチームにもあることです。
クレイグ・ウイングは100%ではありません。彼は長期的にふくらはぎに問題をかかえていて、木曜に痛めてリカバーできなかった。ウイングは立川(理道)に変わりました。ベンチには田村(優)が入りました。立川はチームとコンビネーションをしてきたので、そこまでの低下はない。彼は非常に良いコンディションです。
――2007年、南アフリカ代表に携わり、今回日本代表を率いて戦う思いは。
ジョーンズHC オーストラリア、南アフリカもそうでしたが、国の代表に携わる。非常に光栄なことです。日本のヘッドコーチとしてワールドカップに参加できることは個人的には特別な気持ちがあります。あくまでも、W杯の試合は一つのテストマッチとして捉えています。
――改めて「Japan Way」とは?
ジョーンズHC あくまでも勝たないといけない。どう勝つか、その方法を探るだけです。その方法とは、我々はボールを賢く、ハイテンポで動かす。そのコンビネーションを繰り出して勝機を見いだす。それをやる勇気も必要です。そうすれば強い相手に対しても追い込めます。
明日の試合は、南アフリカの練習試合にさせないようにしたい。2007年W杯のオーストラリア代表、2011年のニュージーランド代表は日本代表に対してBチームを出してきた。それはBチームでも勝てると思っていたからです。明日、南アフリカは強いチームを出してきた。リスペクトを得ることができているということです。
野球で言えば、バッターボックスに立つ準備ができている。我々は世界中のどのチームよりハードなトレーニングをしてきた。家族、仕事、すべてを犠牲にしてまでここまでやってきた。
日本のラグビーはユニークです。仕事をしながら、セミプロみたいにラグビーをしています。そこで蓄積してきたことを、日本代表の力を明日、証明したいと思います。