このツアーの中でフォーカスとしていたオーストラリア戦。結果は、ジャパンのレベルがトップ4チームとは大きく差があることが明確になった80分となった。指揮官、ジェイミー・ジョセフHCは体格差がある相手の勢いを止めるためにどう戦うのか。新戦力、LO姫野和樹、ヴィンピー・ファンデルヴァルトがトライを決め、選手層が薄いセカンドローに新たな可能性を見いだせた反面、山田章仁、福岡堅樹を欠いたWTB陣でワラビーズの壁を破ることができなかった現状をどう捉えているのか。
前半と後半で内容が異なった試合になった。前半は規律守れず。スクラム劣勢となり苦しい展開になった。後半かなりリードされても相手にプレッシャーかけることで、どれだけのアタックができるかという力量ををみせることができた。また、ターンオーバーが非常に多く、両チームともにコンタクトでボールを奪われる場面が多かった。
我々が苦戦したことは体格の大きな選手にオフロードで繋がれて、相手に勢いを与えてしまった。今後ティア1チームと戦うための課題となるでしょう。
――姫野の評価
彼は非常にハードワーク。生粋のリアルロックではないけど、ハードワークをして我々が求めている一定の仕事をカバー出来ていた。若い選手ですが、今回、ティア1と戦う経験ができた。強豪国がもたらすプレッシャーから、前半はミスがありましたが、トライをとれたことで、彼にとってもいい経験になったでしょう。