11月1日、今朝来日したばかりのオーストラリア代表が宿泊先のホテルで会見を開いた。当初は4日のメンバー発表とアナウンスされていたが、公正を期するために明日へと変更となった。結局、会見に登壇したのはスティーブン・ラーカムATコーチと、ネイサン・グレイDFコーチと、かつて日本でプレーした日本をよく知る2人のコーチだった。
ここ10年ほど、日本ラグビーは発展を遂げている
――北半球のチームは日本を知らないで来日しますが、ラーカムコーチはどうですか?
ラーカム 知っている部分があります。我々の方が来日は楽なのかなと思います。スーパーラグビーもありますし、日本でプレーして日本を知っている選手もいると思います。日本のラグビーがどういう状況か、日本という文化もわかっているつもりです。
――日本代表をどう見ているか?
この10年ほど日本ラグビーは発展を遂げていると思います。代表チームの活動の結果に出ているのは確かです。2015年W杯では南アフリカ戦はもちろん、戦い方、大会全体がすばらしかった。あの大会以降、ずっとそれが続いていると思います。コーチ陣も素晴らしい人が揃っていると思います。
ジェイミー・ジョセフ、トニー・ブラウンと経験豊富なコーチ陣が力量発揮してくれると思うので、それがかなえば、彼らにとって成功はもう少しのところまで来ている。11月のキャンペーンは楽しみではないか。6月のアイルランド戦を見たがトライやプレーも素晴らしかった。楽しんでやっているなという印象を受けました。
2015年から24名が新たにキャップを取得した。非常にいいチームになってきた。
――昨年は調子が悪かったが、今年は調子を上げてきています。
グレイ 私が思うに今あるチームは一昼夜でできたのものではなく、数年かけてここまででできたチームです。常に追い求めているのは『一貫性』の部分です。もちろんボールが手元にあれば攻める、そしてスペースを有効に攻めていく。
ディフェンスの部分を磨いていくことやっていますが、すべては目指すところは一貫性の部分です。そういったところで選手が自信を持ってやれるようになって、フィールドで実践できるようになってきたかなと思いますが、これで終わりではないので、さらに一貫性を追い求めていきたい
ラーカム ちょっと今のところを補足したいのですが、前回のワールドカップから24名が新しくキャップを取得しました。2015年ワールドカップでは我々は結果を出せましたが、そこから顔ぶれがだいぶ変わったのでチームいっしょになって作っていく作業をしないといけませんでした。そこからだんだん、自分たちやってくること自信持って、非常にいいチームになりつつあると思います。