9月11日、ラグビー日本代表は初戦の南アフリカ戦の舞台となる、ブライトンで歓迎式典に参加した。日本代表は、7日からイングランドに入り、ブリストルで合宿を組んでいた。11日当日も、ブリストルからバスで移動し、この歓迎式典に参加した。
歓迎式典は、ブライトンドームで1時間ほど行われた。式ではワールドラグビー会長兼ラグビーワールドカップ会長であるベルナール・ラパセ氏が選手たちに代表キャップとメダルを渡した。
ベルナールラパセ氏
ワールドラグビーおよびラグビーワールドカップリミテッドを代表として、日本の選手、マネジメントスタッフ、関係者の方々の、ラグビーワールドカップ2015への参加を歓迎できることを心より光栄に思います。
さあ、ついにこの時がやってきました。本大会の舞台はすでに整っています。チームとファンを中心とした特別で歴史に残るラグビーの祭典になるでしょう。今回は参加人数、観戦人数、関心、規模において過去最大、かつ必ずや最高のラグビーワールドカップになると私は確信しており、その最も中心にいるのが皆さんなのです。
今日という日、そしてこれから始まるトーナメントは、皆さんのためのものなのです。(今日手渡した)代表キャップと参加メダルの獲得、おめでとうございます。少数の幸運な選手のみに贈られたこのキャップとメダルは、ラグビーの最高峰の舞台で国の代表として戦うために、みなさんが一人ひとり、またはチーム一丸となって捧げてきた努力と情熱の証です。
このイングランド2015大会は、フィールドの中でも外でも忘れがたい瞬間が生まれる、かけがえのない旅となるでしょう。それはチームメイトや家族、ファンとともに楽しむ旅です。皆さんのひたむきな姿は、たくさんの人々の胸を打つことでしょう。
皆さんは、母国、そしてラグビーというスポーツを代表する、輝かしい存在になるに違いありません。皆さんの執着は、人格形成におけるラグビーの価値を最高の形で示し、次世代の選手やファンへの刺激となるでしょう。そのことに、私から個人的にお礼を申し上げます。
すばらしい大会は、すばらしい人々によって作られます。世界最大のラグビーの舞台において、世界的に知られた数々のスタジアムで、選手の方々が最高のプレーをできる環境を整えるために、多方面で計画と準備を行ってきたイングランドラグビー2015およびラグビーワールドカップリミテッドのチームに、感謝の意を表します。
最後に、この素晴らしいスポーツに対する皆さんの多大な貢献に感謝するとともに、トーナメントと、開催会場の都市に祝福を送ります。また、皆さんにとってこのラグビーワールドカップが楽しく、実りあるものになることを祈っています。
ありがとうございました」
「ブリストルで良い1週間を過ごせました。選手たちの集中力はあがってきている」−−エディー・ジョーンズHC
――セレモニーに出席して気持ちは変わりましたか?
ジョーンズHC こういうセレモニーはいいですが、フィールドでやることがすべてです。準備の過程の一部です。
――この1週間の準備は?
ジョーンズHC ブリストルで良い1週間を過ごせました。セットプレーもバックラインでの課題も取り組んでいます。選手たちの集中力が上がっていることも感じています。
――コミュニケーションは増えてきた?
ジョーンズHC 本来するべきコミュニケーションができるようになった。良くなったとお思いでしょうが、通常、あのような形でないといけません。
――南アフリカ代表戦に向けて。
ジョーンズHC ワールドカップで日本がラグビーに真剣に取り組んでいるという国だということも見せたい。
――明日からやることは?
ジョーンズHC 南アフリカ代表戦に向けて微調整をしていきます。