オーストラリア戦プレビュー・ 賢く意図を持ち組織で戦うワラビーズは日本にとって最高の教材になる。 ジャパンは負荷の高い新しいディフェンスをどこまで遂行できるか。 個人的にはラーカムのコーチ手腕に注目します! | ラグビージャパン365

オーストラリア戦プレビュー・ 賢く意図を持ち組織で戦うワラビーズは日本にとって最高の教材になる。 ジャパンは負荷の高い新しいディフェンスをどこまで遂行できるか。 個人的にはラーカムのコーチ手腕に注目します!

2017/11/01

文●大西将太郎 構成●大友信彦


こんにちは、将太郎です。
世界選抜戦が終わり、いよいよ秋のテストマッチがスタート。オーストラリア代表ワラビーズが来日します。
30日には来日メンバーが発表されました。

エースのFBイズラエル・フォラウは、この時期をリフレッシュ期間に当てるということで今回、代表を離脱しましたが、フォラウを除くほぼベストメンバーが揃っていますね。オールブラックスに勝ったメンバーもほぼそのままです。

このコラムを書いている時点では、まだ実際の試合のメンバーは発表されていないので、チェイカ監督がどんな位置づけで日本戦に臨むのかは言い切れませんが、2年後のワールドカップに向けて主力メンバーに日産スタジアムを経験させるのか、このあとの欧州遠征に向けてテストマッチ経験の浅い選手たちを起用してセレクション的な意味合いも持たせてくるのか、その両方をミックスしたメンバーを編成するのか。どうなるにしても強力な布陣になるのは間違いありませんね。

ゲニア(初来日した2009年のブレディスローカップ@国立で)

ゲニア(初来日した2009年のブレディスローカップ@国立で)

来日メンバーで注目したい選手をあげると、まずSHウィル・ゲニアですね。彼をスタメンで使ってくるのであれば、彼の長いパス、FW、BKの両方をバランス良く活かすプレーを注目してほしいです。SHのゲニアがオーストラリアの攻撃の要になっていることは、SH田中史朗が日本の攻撃の要になっているのと同じ。言い換えると、ワラビーズにおけるゲニアとは、日本代表に置ける田中史朗のような、チームの心臓であり、チームを動かす存在なのです。初キャップは2009年。2007年にジョージ・グレーガンが引退したあとワラビーズの9番を背負ってきました。2009年のブレディスローカップでは来日しています。

あとはフッカーのスティーブン・ムーア。僕が社会人2年目だった2002年、オーストラリアにレッズのアカデミーに行ったとき、一緒にやった仲です。そのときムーアは18歳くらいだったかな。そんな選手が今も頑張っているのは個人的にうれしいです。ぜひプレーする姿を見てみたいです。

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