28日、静岡・エコパスタジアムではラグビーワールドカップ2019・プールA、日本代表対アイルランド代表の一戦が行われ、格上の相手にジャパンは後半、福岡堅樹のトライで逆転。さらにSO田村優のPGで突き放し、粘り強いディフェンスでリードを守りきり見事勝利。
――今日の勝因は?
ジョセフ そうですね。まず、テストマッチに我々は勝ちました。そして自分たちの信念をもって今日は貫きました。自分たちがやりたいことを今日やれたということです。それが勝因です。アイルランドは、いいクウォリティのチームです。でも我々はこの試合のためにかなりの時間を費やして準備してきました。アイルランドより長く時間を使ってきました。そして、今日にむけて、この3年間、この試合に焦点をあててきました。そういった意味でアイルランドよりアドバンテージがあったと思います。選手たちがよくやってくれました。
ラピース 23人以上の人たちが協力してくれてこの結果につながったと思います。みんなで練習をして、信念をもってやってきました。まずは自分たちに焦点を置いて、自分たちで何か事を起こそうと思ってやってきました。
――ディフェンスについての評価
ジョセフ 技術的におっしゃるとおり良かったと思います。今週の焦点はタックルでした。キッキングゲームという部分ではクロースキックで得点を許してしまいましたが、全てのチームはプレッシャーの中ではあるパターンで攻撃をしてきます。わたしたちが後半、点数を重ねていくなかでどんなアタックをしてくるかは想定しました。選手たちの勇気のあるプレーをみて、アイルランドの厳しいアタックに対して持ちこたえることができたことは誇りに思います。
ラピース グラウンドでは、特に後半は攻撃に攻撃を重ねられたような展開でしたが、タックルしたらすぐに立ち上がってまたラインに戻るようにしました。そして私達が思い描くようなディフェンスをしてきました。 チーム全員に対して誇りに思う。
――この試合に対してかなり準備をしてきたと思います。相手はこの試合を軽視していたと思いますか?
ジョセフ そういうことはないと思います。アイルランドは素晴らしいラグビーチームです。先週も試合をして、日本に比べ、中2日インターバルが少なかった。私達はプラス2日間、多かった。そして、彼らはイングランド、ウェールズと試合をした後、ワールドカップに望んで来ました。
私達はワールドカップに向かう準備は他のチームに比べ長かった。ですからそういう準備ができたことは大きかったと思います。
私達が今日見た光景というのは、5万人近い多くの方がスタジアムに訪れ、たくさんの方がジャパンのジャージを着てくれました。本当にコーチとして、選手たちを誇りに思いますし、この国を代表してうれしく思います。先週はロシア戦でした。そこでは若干プレッシャーがかかりましたが今日は何とか持ちこたえました。