59分、帝京大は自陣ゴール前まで攻め込まれ、苦しい局面。明治の11フェイズ目、NO8吉田杏(4年)がボールに絡みペナルティーを獲得。SH小畑健太郎が選択したプレーはタップからのクイックリスタート。帝京メンバー全員がそのプレーに反応。一気にハーフウェイまでボールを戻した。攻撃のスピードを緩めることなくアタックを継続。WTB尾崎晟也(4年)がゴール前までボールを運ぶと、CTB岡田優輝(4年)がピックアンドゴーでゴール中央にトライ。これが最終戦となる4年生が生んだ逆転トライは、帝京がこの1年やろうとしてきたことを出し切っている姿だった。
「最後のトライは4年生の力があったからこそ」NO8吉田杏
(ジャッカルは)狙っていました。4年生が最後、集大成だと思って、出られない仲間のためにディフェンスしてアタックにつながった。(14-20からのトライは)4年生の力があったからこそだと思います。
「最後の思い、4年生が強くもっていた」FB尾崎晟也
厳しいゲームでしたが、どれだけ中身楽しめるか、チームで統一してやってきた。最後の思い、4年生が強く持っていた。それが出た。(後輩には)帝京大の強さはひとりひとり考えることなので、ひとりひとりが成長してチームをレベルアップしてほしい。