ラグビー日本代表としてワールドカップ3大会に出場、日本人初のスーパーラグビー選手となったSH田中史朗(NECグリーンロケッツ東葛)が今季限りでの引退を発表した。会見途中にサプライズ登場した松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)、松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)の登場に思わず涙。引退理由と今後の活動について話した会見を余すことなくお伝えする。
こんにちは、田中史朗です。本日はお忙しい中、たくさんの方々にお集まりいただきありがとうございます。私、田中史朗は今シーズンの終了を持ちまして、現役を引退することを決めましたのでみなさまにご報告させていただきます。17年間という長い現役生活でしたが、最高に幸せな時間でした。本当にありがとうございます。
この小さな体でここまでプレイできたこと、日本代表としてワールドカップに出て、新しい日本の歴史を築けたことは私の誇りです。たくさんのチームメイト、チーム関係者、メディアの方々、そしてファンのみなさま、何より家族のサポートがあって、ここまで続けてこられました。本当に感謝しています。本当にありがとうございます。
今後ですが、NECグリーンロケッツ東葛アカデミーのコーチとして、普及活動を続けていく予定です。幸運なことにエディジョーンズ、ジェイミー・ジョセフ、トニー・ブラウンという素晴らしいコーチが周りにいるので、彼らからコーチングを学び、将来的には日本代表のヘッドコーチをやってみたいと考えています。NECグリーンロケッツ東葛は公式戦がまだ4試合残っているので、引き続き応援していただけると嬉しく思います。これからもNECグリーンロケッツ東葛、そして日本ラグビーをよろしくお願いします。