南アフリカ代表が3大会ぶり3度目の優勝―日本全国が沸いた!泣いた!盛り上がった!ありがとう | ラグビージャパン365

南アフリカ代表が3大会ぶり3度目の優勝―日本全国が沸いた!泣いた!盛り上がった!ありがとう

2019/11/02

文●編集部


2日、世界一を決めるラグビーワールドカップ2019・ファイナル(決勝)、イングランド代表対南アフリカ代表の一戦が行われた。9月20日、東京スタジアムで行われた、日本代表対ロシア代表の開幕戦から48試合目。多くの感動と新たな歴史がうまれた本大会を締めくくる最終戦となる。

ウェス・エリス・カップを挟んで両チームが入場

ウェス・エリス・カップを挟んで両チームが入場

プール戦から好調をキープし、準決勝のオールブラックスことニュージーランド代表の強みを封じ込めて快勝して決勝進出を果たしたイングランド代表。対する、南アフリカ代表はプール戦初戦のニュージーランド代表戦に敗れたものの、そこからの巻き返し、チームをリビルド。準々決勝の日本代表、準決勝のウェールズ代表と危なげない戦いで決勝進出した南アフリカ代表。

「6:2」ラシ―・エラスムスヘッドコーチ率いる南アフリカ代表は、この試合でも、リザーブにFW6人、BK2人。そしてケガでメンバーから外れていたトライゲッターのWTBチェスリン・コルビがメンバー復帰。現状のベスト、そしてチームの強みを最大限に活かすための布陣を組んだ。

イングランド代表サポーター

イングランド代表サポーター

「フィニッシャーから決めていく」と話すエディー・ジョーンズヘッドコーチ率いるイングランド代表も、成長著しい若手のFLトム・カリーやサム・アンダーヒル、ハーフ団もSHベン・ヤングス、SOジョージ・フォード。CTBオーウェン・ファレル、WTBジョニー・メイらのベストメンバーを組んだ。

会場には今大会最多の70,103人が訪れ、ラグビー界最大のイベントのクライマックスに熱狂した。


HIGHLIGHT

TIMELINE

1分 RSA PG 失敗

イングランドLO コートニー・ローズがノットリリースザボールのペナルティー。SOハンドレ・ポラードがPGを狙うもゴールポストわずか右に逸れ失敗。

3分 ENG PRダン・コールIN カール・シンクラ―OUT


10分 RSA PG 0-3
イングランド陣内22m内側のブレイクダウン。南アフリカNO8ドゥエイン・フェルミューレンがジャッカル。ポラードのPGが成功

22分 RSA
LOフランコ・モスタートIN ルード・デヤハーOUT 

23分 ENG PG 3-3
14分、敵陣22m手前のラインアウトからフェイズを重ね、南アフリカがノットロールアウェイのペナルティー。

26分 RSA PG 3-6
南アフリカは敵陣22m内側のマイボールスクラムでペナルティー。SOポラードのPGが成功。

NO8同士の戦い フェルミューレンvsヴニポラ

NO8同士の戦い フェルミューレンvsヴニポラ

28分、イングランドは相手ペナルティーから敵陣22m手前のラインアウトのチャンス。ボールを継続。イングランドにアドバンテージが出され、さらに30フェイズ重ねるも南アフリカディフェンスをこじ開けることができない。

35分 ENG PG 6-6
5分近く、敵陣ゴール前でアタックを繰り返すもイングランドはトライを奪えず、PGを選択。CTBファレルのPGが成功。

ポラードは前日記者会見どおり、キッキングゲームというプレッシャーの中、精度の高いプレースキックでポイントを積み重ねた。

ポラードは前日記者会見どおり、キッキングゲームというプレッシャーの中、精度の高いプレースキックでポイントを積み重ねた。

39分 RSA PG 9-6
イングランド陣内10m付近のブレイクダウン。南アフリカのプレッシャーにイングランドがノットリリースザボールのペナルティー。40m近いロングPGをポラードが成功

43分 RSA PG 12-6
イングランドは自陣10m手前でノックオン。南アフリカはスクラムでプレッシャーをかけPKを獲得。SOポラードのPGが成功。

前半終了

ルルーのタックルが、ファレルに突き刺さる

ルルーのタックルが、ファレルに突き刺さる

後半、イングランドのキックオフで開始

41分 ENG LOジョージ・クルーズIN コートニー・ローズOUT

44分 RSA PRスティーブン・キツホフIN テンダイ・ムタワリラOUT    RSA PRビンセント・コッホIN フランス・マルへルベOUT

46分 RSA PG 15-6
ハーフウェイからやや敵陣に入ったところ、南アフリカはマイボールスクラムでプレッシャーをかけPKを獲得。SOポラードが45mのロングPGを成功。

46分 ENG PRジョー・マーラIN マコ・ブニポラOUT

50分 ENG FBヘンリー・スレードIN ジョージ・フォードOUT

52分 ENG PG 9-15
ここまでスクラムでプレッシャーを受けていたイングランドが敵陣10m付近で押し勝ちペナルティーを獲得。ファレルのPGを成功。


55分 ENG PG失敗 9-15
南アフリカSOポラードがキックリターンで自陣22mから10mでボールをキャリー。このプレーへの反応が遅れ自陣10m付近で足をとられ、FLトム・カリーにジャッカル。ファレルがPGを失敗。


56分 RSA PG 9-18
南アフリカがサインプレーで敵陣22m手前でFWがひとかたまりとなってモール。この意表を付いたアタックにイングランド対応できず、モールコラプシングのペナルティー。ポラードがPGを成功。


60分 ENG PG 12-18
イングランドのキックオフ、HOマルコム・マークスがラックの横から入ってしまいペナルティー。ファレルがPGを成功。

「勝負のあや」となったマピンピのトライ。イングランド代表としては、トランジションの部分で相手にスペースを与えてしまった。

「勝負のあや」となったマピンピのトライ。イングランド代表としては、トランジションの部分で相手にスペースを与えてしまった。

64分 RSA PG失敗 12-18
イングランドWTBワトソンがハーフウェイやや自陣よりでペナルティー。ポラードPG失敗。

64分 RSA FL フランソワ・ロウIN シヤ・コリシOUT


66分 RSA TRY 12-25
イングランドSHベン・ヤングスのボックスキックで自陣10m付近まで挽回すると、速いチェイスで南アフリカへプレッシャー。ボールを奪えるような状況で、WTBワトソンがラック近くに寄ってしまい、4:3の状況。デクラークが素早くその左ショートサイドへ展開。大外のマピンピがタッチライン際を抜け内側へキック。並走していたCTBルカニョ・アムがキャッチ。アムが再びマピンピにボールを戻しマピンピがトライ。ポラードのコンバージョンも成功。

勝負を決めるWTBコルビのトライ。

勝負を決めるWTBコルビのトライ。

68分 RSA FB フランソワ・ステインIN ウィリー・ルルーOUT

70分 ENG WTBジョナサン・ジョセフIN ジョニー・メイOUT


74分 RSA TRY 12-32
イングランド陣内10m付近のルーズボールを南アフリカが獲得。パスを受けたWTBチェスリン・コルビが1:3の状況で勝負をかける。内に切るステップでファレルを抜き去ると急加速。追ってくるFW陣を難なくふりきりインゴールへ。 ポラードのコンバージョンも成功。

最後はポラードがタッチに蹴り出し試合終了。世界一の瞬間

最後はポラードがタッチに蹴り出し試合終了。世界一の瞬間

76分 ENG SH ベン・スペンサーIN ベン・ヤングOUT

77分 RSA SH ハーシェル・ヤンチースIN ファフ・デクラークOUT

試合終了

ポラードがスタインに飛びつき喜びを表す

ポラードがスタインに飛びつき喜びを表す

 

 

 

「母国に帰るのが待ちきれない」 南アフリカ代表 ラシー・エラスムスHC

ラシ―・エラスムスヘッドコーチ

ラシ―・エラスムスヘッドコーチ

選手は自分たちを信じていまいた。19週間もの間ともに過ごしてきた仲間を。みんなはお互いのことを本当によくわかり合っていました。イングランドをリスペクトします。私たちはたくさん準備をしてきて、イングランドと最後までハードな戦いをしました。幸運もあったかと思いますが選手たちを誇りに思います。彼らはこの舞台を楽しんでいました。

選手たちと、南アフリカが持っている知恵を用いて戦いました。そしてサポーターも含めてこれら全てを使って戦いました。

すばらしいものはたくさんありましたが、それは全て過去のことです。私たちは悪かったことを振り返りました。そして、私たちは決意を持って、ともに立ち上がり、ハードワークをしてグラウンドでも本当によくやりました。そうした結果がワールドカップです。なんとすばらしいのでしょう。

南アフリカサポーターも大きく喜ぶ

南アフリカサポーターも大きく喜ぶ

 

ラシ―とコリシ

ラシ―とコリシ

 

コリシとフェルミューレン

コリシとフェルミューレン

 

「南アフリカを愛している。みんなで立ち向かえば、どんなことも成し遂げられる」南アフリカ代表 FLシア・コリシ キャプテン

チームのみんなに本当に感謝しています。多くのチャレンジに立ち向かわなければなりませんでしたが、南アフリカの皆さんがいつも支えてくれていました。私たちの国には本当に多くの問題があります。

私たちのチームのように、さまざまなバックグラウンド、さまざまな人種の選手がいますが、ひとつの目標に向かって、ともにやってきました。私たちのやったことが南アフリカのためになれば幸いです。何かを成し遂げたければ、ともに協力し合うことを見せることができたのなら嬉しいです。

フィジカルで戦いたかったのでFWのリザーブを6人にしたのです。相手も私たちのやり方をわかっていたし、コーチもそれを隠しませんでした。

(スクラムについて)いいスタートを切りたかったので、アーリーコンタクトをしませんでした。選手たちは素晴らしかった。私が生まれてからこのような南アフリカをみたことがありませんでした。コーチは自分たちのためにではなく母国の人々のために戦え、と言いました。今日もそれがやりたかったことです。

飲み屋の人も、違法なバーの人も、農民もホームレスも、田舎の人も。皆さんに感謝します。支えてくれてありがとう。南アフリカを愛しています。みんなで立ち向かえばどんなことも成し遂げられるのです。
最後に、日本の人、イングランドの人、ラグビーを愛する皆さんに感謝します。

「希望を作りたかった。その目標を達成した。」南アフリカ代表 No.8ドゥエイン・フェルミューレン(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)

イングランドには本当に素晴らし勝った。アンダーヒルとカリーという二人のフェッチャーがいることをわかっていました。彼らはこの大会中、本当に素晴らしかったです。ブレイクダウンで何かをしなければいけないと思っていました。互いにターンオーバーがありました。この勝利で終わって最高です。

「ボム・スコッド」と言われるすごい控えのFWを我々は持っています。ベンチからものすごいインパクトを与えてくれました。そして私たちはチャンスとペナルティを得ました。私たちは南アフリカの5700万人のために戦いました。チームの一貫性が欲しかったですし、何かを成し遂げたかった。つまり希望を作りたかったのです。幸運にも今日その目標を達成しました。

「準備に失敗はなかった。前に出るのが難しかった」イングランド代表 エディ・ジョーンズHC

ゲームの入りが非常に苦しかったです。選手は素晴らしかったが、前に出るのがむずかしかった。

選手たちは今までハードワークをしてきて、このW杯を通して、そしてこの試合のためにしっかりと準備をしてきました。準備に失敗はありませんでした。選手たちはプライドと情熱を持って戦いました。ただ十分ではなかったようです。

南アフリカの選手はすばらしいパフォーマンスをしました。おめでとうございます。日本大会も本当にすばらしかった。お客さんはいつも一杯で、グラウンドも素晴らしい。運営はファーストクラスでした。ありがとうございます。

「歩いてきた道のりを誇りに思っている」イングランド代表 CTBオーウェン・ファレルキャプテン

いいスタートが切れず、前半のパフォーマンスにはがっかりしているが、それでも選手たちを誇りに思う。この大会のためにこれまでやってきたこと、歩いてきた道のりを誇りに思っている。後半は、戦う姿勢を見せられたと思うが、南アフリカは非常にすばらしい。イングランドのファンにまず感謝する。

母国で応援してくれた人も、ここに来てくれた人も。本当にみんなのサポートは私たちにとって大きな大きなものでした。そしてホスト国の日本にも素晴らしい大会をありがとうと言いたい。

日本代表の大躍進で大きな注目を浴びたラグビーワールドカップ。全48試合がラグビーの魅力を実感できる素晴らしいものだった。次の大会はフランス大会。最後に、フランス大会にむけてPR動画が流された。

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