1日、南アフリカ代表はラグビーワールドカップ2019・決勝戦を前日練習を行った。ムズワンディル・スティックコーチ、シア・コリシキャプテン、ハンドレ・ポラードキャプテンが練習後取材に応じた。
1995年以来の優勝を目指す、スプリングボクス。ラシ―・エラスムスヘッドコーチは、メンバー発表時の記者会見で「これがヘッドコーチとしての最後の試合になる」とコメント。2018年の就任からチームの立て直しに着手し、ワールドカップのファイナリストになるまでチームを仕上げてきた。決勝ではトライゲッターのWTBチェスリン・コルビも足首のケガから完全復帰。「100%パフォーマンスが出せる状態」(コルビ)。役者は揃った。エディー・ジョーンズ率いるイングランド代表に勝利し、世界最強、人類最強の称号を獲得できるだろうか。
シア・コリシキャプテン「ラシ―が自分のプレーに集中すればいいと言ってくれた」
非常に高いモチベーションです。すばらしいコーチングスタッフの元、スーパーラグビーも含めて選手たちはハードワークしてきたので、コンディションも最高です。最初キャプテンになったときは大変でしたが、ラシーが自分がプレーにフォーカスすればいいと言ってくれました。
ドゥウェイン(・フェルミューレン)やハンドレ(・ポラード)、エベン(・エツベス)などクラブでキャプテン経験のあるリーダーたちのサポートも大きかったですね。自分のためでなく、チームのため、国のために明日トロフィーを掲げたいです。
――1995年に南アフリカが優勝した時は?
1995年の優勝はまだ5歳だったので、ほとんど記憶にありませんが、2007年をみてもすばらしいイメージです。
――アームレスリングのような展開になるのではと言われています。
去年のイングランドとの対戦も鑑みると、たしかに腕相撲のような展開が予想されるかもしれませんが、ここはワールドカップです。なにが起きてもおかしくないし、なにが起きてもいいように準備はできています。
「プレッシャーを力に。」SOハンドレ・ポラード
どのくらいプレースキックを蹴るかは、キャプテンのシヤが決めることなのでわかりません(笑)。もちろんチャンスがあれば狙っていきます。ただ、勝負が決まるキックはあまり直面したくないです。自分の限界とか、決められる角度というのもわかっているので。我々には強いFWがいます。
ただ、決勝でキッカーを務めることは嬉しいです。プレッシャーはありますが、キックだけじゃなくて、試合そのものにあります。
プレッシャーは自分たちの内側にあるものですが、それをエネルギーに変えたいと思います。イングランドは非常に勢いがありますけど、それを止めなければいけません。