花園高校ラグビー2017が開幕!代表51校が熱い戦いを繰り広げる | Rugby Japan 365

花園高校ラグビー2017が開幕!代表51校が熱い戦いを繰り広げる

2017/12/28

文●斉藤健仁


12月27日、東大阪市花園ラグビー場で「花園」こと第97回目の全国高校ラグビー大会が開幕した。

改修中の花園ラグビー場

改修中の花園ラグビー場

 

全51チームが行進した後、前年度の覇者である東福岡のNO8福井翔大(3年)から優勝旗「飛球の旗」が返還され、山形南の伊藤大瑛主将が選手宣誓した。

 

好例となっている入場行進3賞は整然とした行進をしたベストマーチング賞には中標津(北北海道)、明るく元気な行進をしたフィールドドリーム賞は城東(徳島)、力強さを感じさせる行進のHANAZONOフィフティーン賞は新潟工業(新潟)がそれぞれ受賞した。

 

 

 

 

 

SH津久井萌

SH津久井萌

開会式直後に東西の選抜選手により「U18花園女子15人制」が行われ、PR加藤幸子、NO8小西想羅、SH津久井萌といった日本代表在籍していた東軍が24−0で西軍に勝利した。

 

 

1日目の試合結果

27日の大会1日目は1回戦8試合が行われ、下記のような結果になった。

○流通経大柏(千葉) 107−0 倉吉東(鳥取)
○日川(山梨) 47−7 城東(徳島)
○黒沢尻工(岩手) 36−14 山口(山口)
○東海大翔洋(静岡)41−12 高松北(香川)
○長崎南山(長崎) 29−5 新潟工(新潟)
○鹿児島実(鹿児島) 38−12 函館ラサール(南北海道)
○報徳学園(兵庫) 105−0 富山第一(富山)
○國學院栃木(栃木) 24−15 高鍋(宮崎)

鹿児島実(鹿児島) 38−12 函館ラサール

鹿児島実(鹿児島) 38−12 函館ラサール

 

長崎南山(長崎) 29−5 新潟工(新潟)

長崎南山(長崎) 29−5 新潟工(新潟)

 

報徳学園(兵庫) 105−0 富山第一(富山)

報徳学園(兵庫) 105−0 富山第一(富山)

 

MATCH REPORT 國學院栃木−高鍋

1日目のカードで、接戦になるのではと戦前から予想されていたのは18年連続23回目の出場と國學院栃木と7年連続25回目の高鍋の試合だった。FW戦に強みを持つ國學院栃木と、6月の九州大会で大分舞鶴(大分)に勝利している高鍋という構図だった。

前半、風上だった高鍋はキックを使いつつ、さらにボールを展開し、4分にCTB木之下泰亮(2年)、18分にFL清山聡介(2年)がトライを挙げて0−12とリードに成功する。

個々のディフェンスの精度も高鍋が上回り、高鍋が優位に試合を進めるが、追加点を挙げることができず、逆に國學院栃木はスクラムを起点に展開し、BKがボールをつないでWTB竹ノ内建太(3年)がインゴールを陥れて5−12で前半を折り返す。

後半、「相手にやられたことをやって敵陣で戦おう」と吉岡肇監督に指示された國學院栃木はキックを使い、相手ゴール前に迫る。10分、敵陣ゴール前でモールを組むと、相手が反則を犯し、ペナルティートライを得て12−12と同点に追いつく。

13分、マイボールキックオフを上手くキープして戦う高鍋のFB細元亮(1年)にPGを決められ12−15とリードを許すが、國學院栃木は落ち着いていた。

相手が展開したところを、チョークタックルでモールアンプレアブルを誘って、ターンオーバーしたり、ラックからモールを作る「リモール」を組んだりと、攻守にわたってモールでプレッシャーをかける。

21分、國學院久我山はモールを押し込み、最後はCTB石川輝(3年)がトライを挙げて17−15と、ついに逆転に成功。さらに28分、再びモールを起点にWTB近藤優大(3年)がトライを挙げて24−15と突き放してノーサイド、國學院栃木が勝利を収めた。

高鍋の檜室秀幸監督は試合後、「本当にやりたいことはできなかった。少し風が邪魔をしたかな。(相手の)モールを止める練習をしてきたんですが……」と悔しそうな表情を見せながら「(来年も)サイズはそんなに変わらない。(自分たちは)小さいチームはボールを動かすしかない。しっかり鍛えてボールをキープする力をつけて、(ボールを)ふってふってという高鍋のラグビーをしたい」と、すでに先を見据えていた。

12点差を逆転勝利した國學院栃木の吉岡監督は「(トスで)取られて、ミスをつけこまれてトライを取られてしまった。やっちゃいけないことをやってしまったのが花園ですね」と反省しつつも、鍛えてきた接点、スクラム、モールで逆転勝利を収めて「すごいゲームができたことは財産です」と自信を深めた様子だった。

國學院栃木は、12月30日の2回戦で同じ國學院大学系列の〝兄貴分〟である國學院久我山(東京第2)と対戦する。

 

斉藤健仁
スポーツライター。1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。印刷会社の営業を経て独立。サッカーやラグビー等フットボールを中心に執筆する。現在はタグラグビーを少しプレー。過去にトップリーグ2チームのWEBサイトの執筆を担当するなどトップリーグ、日本代表を中心に取材。

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