スーパーラグビー・サンウルブズは、ホーム秩父宮でフォース(オーストラリア)と対戦した。BYEウィーク明け、さらにホームアドバンテージ、そしてこの男がピッチに戻ってきてくれたことで多くのファンが「2勝目」を期待した。ここまでトライ数「5」。サンウルブズのフィニッシャーである山田章仁が戦線復帰をはたした。
ジャガーズ戦の「歴史的勝利」効果だろうか、スタジアムには16,885人の観客が訪れた。しかし、ところどころ空席が目立った。やはり「勝利」が必要だった。そして前半5分、「勝利」への期待は最高潮に達した。ゴール前10mでカーペンターからボールを受けた山田はステップを切ってディフェンダーを交わすとインゴールへ。最後は2人にタックルされながらもトライを決め、右手拳を高く突き上げた。
「カーペンター選手が仕掛けて、すごくスキルフルなので、パスが来るかなと思ったらいいパスが来ました。」(山田)