スーパーラグビーからの離脱。チームの存続が不透明という状況でも、選手は今自分たちができる最高のパフォーマンスを、オーストラリア・ニューキャッスルの地で見せてくれた。同じカンファレンスに所属し首位のワラターズ(3勝2敗)との試合で31-29で勝利し、今シーズン2勝目。これまでのシーズンは、ホームゲームでの勝利だったサンウルブズは、今シーズンの勝利はすべてアウェイ戦という、チームとしての成熟度を証明している。
同日行われた、RWCTS(ラグビーワールドカップトレーニングスコット)で構成された、ウルフパックは31-52でハリケーンズBに敗れている。日本代表のスコットを狙う選手たちはサンウルブズでのパフォーマンスに全力を注ぎ、強いメンタルで戦っていた。この勝利で、ヒトコムサンウルブズは2勝5敗(勝ち点10)と首位ワラターズとの得点差は5。まだまだプレーオフ進出の可能が残されている。
SANZZARが下した決断、そしてJSSRや日本協会が決定した離脱。その事実は紛れもなく真実だが、サンウルブズが勝ち星を重ねれば重ねるほど、その事実は誤りだったことを証明する。まさにラグビー界の歴史に大きな衝撃を与えることは間違いない。チームは翌週6日にメルボルン・AAMIパークでレベルズ(カンファレンス首位)と対戦する。