「特別な一年だった」大野均(LO・東芝ブレイブルーパス) | ラグビージャパン365

「特別な一年だった」大野均(LO・東芝ブレイブルーパス)

2012/03/13

文●斉藤健仁


東芝ブレイブルーパスの大野均選手。日本代表キャップ54を誇り、接点でも空中でも体を張り続けるリアルLO。2011-12シーズンもっとも体を酷使し続けた選手と言っても過言ではないだろう。

昨年4月の日本代表合宿から、アジア5カ国対抗、6月のチャリティーマッチ、パシフィックネーションズカップ、イタリア遠征、そして9月、ニュージーランドで行われワールドカップ(W杯)に出場した。帰国後はすぐサントリーとの練習試合でプレー。さらに10月末からトップリーグに参戦し、プレーオフ、今回の日本選手権とほぼ休みなく戦ってきた。

そんな大野選手は実家が福島県郡山市で米作と酪農を営む農家であり、郡山市にある日本大学工学部でラグビーを始めた経歴を持つ。宮城県出身のサントリーPR畠山健介選手とLO真壁伸弥選手とともに、東北出身の選手だ。東日本大震災からちょうど1年となる3月11日、サントリー8-23で敗戦してしまった日本選手権準決勝が今シーズンの公式戦28試合目の出場であった。

 

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