トップリーグ2013-14開幕直前SP・有識者座談会 | ラグビージャパン365

トップリーグ2013-14開幕直前SP・有識者座談会

2013/08/28

文●編集部


いよいよ8月30日から、日本ラグビーの最高峰である「トップリーグ2013-14」が開幕する。今シーズンは、2シーズン制の導入や2チーム増えて16チームとなるなど色々と新たな試みがあり、これまで以上にラグビーファンを魅了するシーズンとなりそうだ。
シーズン開幕を前にラグビージャパン365のスーパーバイザーである、大友信彦氏と網走で多くのチームに取材を行った、斉藤健仁両氏による座談会を行い、各チームの仕上がりや注目点などを語ってもらった。

1stステージを上位突破するボーダーラインは・・・

大友信彦氏(以下、大友))やっぱり楽しみなのは、相当多くのチームが開幕に勝負をかけているというところでしょうか。1stステージで2つ負けてしまうと2ndステージで上位に入ることがかなり厳しくなりますからね。

斉藤健仁氏(以下、斉藤))そうですね。

大友)1stステージで必ず上位4位までに入らなければならない。だからどのチームも開幕からそういう思いで臨んできますよね。たとえ上位のチームとの対戦であっても勝ち点をもぎ取りにくると思います。

編集)開幕から第2節までというのはかなり熾烈な戦いになると。

斉藤)(第1節、第2節、勝ち点が)ゼロでいってしまうとかなりキツいと思います。(1stステージ)7試合で最大5点ずつ計35点までしかとれないから、はじめの2試合で勝ち点がとれないと相当残り5試合が厳しくなります。

編集)すると、1stステージを上位で突破するためのボーダーラインはどのくらいでしょうか?

斉藤)22〜23点くらいでしょうか。

大友)キレイに勝ち星が分かれれば、(8チームの総当たり戦だから)4勝3敗以上が上位に進出するわけで、4勝すべてでボーナス点が加点されたとすると計20点。ただ実際はそこまでキレイに星が分かれないでしょうし、ボーナス点も取れたり取れなかったりで、やっぱり22点くらいになるのではないでしょうか。

斉藤)そうですね。確実に上位進出するには、22点くらいを目標にしてくると思います。すると、星勘定からどのチームから勝ち点をとれるのかということになってきます。

 

クボタは台風の目になるかもしれないーー

第1節注目カードの一つ、ヤマハ発動機・三村主将とクボタスピアーズ・今野主将

第1節注目カードの一つ、ヤマハ発動機・三村主将とクボタスピアーズ・今野主将

斉藤)クボタは1試合しか見ていませんが、調子がいいですね。FWだけ朝からウェイトトレーニングしていると聞きました。接点での攻防がすごくしっかりしていました。

大友)確かにクボタは「台風の目」になる可能性がありますね。

編集)注目すべき選手は・・・

斉藤)やっぱり、立川理道でしょう。間違いなく。

大友)立川は、ジャパンでの2年間で相当ステージを上げたと思います。

斉藤)高橋銀太郎がSOで立川がCTBに入ることが多いようです。もちろん立川がSOに入るケースもあるそうですけど現在は立川がCTBの方がベターのようです。カート・モラスがケガで今シーズン厳しそうなので、パナソニック在籍していたサム・ノートンナイトが急遽加入しました(代表活動時の負傷による特例)。

 

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