アタックもディフェンスも、多彩なキックオフも圧巻だった神戸製鋼。ライバルたちがつけこむとすればセットプレーか。 | ラグビージャパン365

アタックもディフェンスも、多彩なキックオフも圧巻だった神戸製鋼。ライバルたちがつけこむとすればセットプレーか。

2020/01/27

解説●後藤翔太 構成●大友信彦


翔太です。26日の神戸・ノエスタの試合は素晴らしかったですね。何よりもまず、観客のみなさんであのスタジアムが満員になったこと。その雰囲気。最高です。感激ですね。僕たちが現役だった頃もノエスタ(以前はホムスタと呼んでいました)では何度も試合をしましたが、1万人までいった試合はそんなになかったと思う。

でも毎試合来てくれる方がたくさんいて、温かい雰囲気を作ってくれた。その頃からずっと応援してくれている人もいるし、ワールドカップの盛り上がりで新しく来てくれた方もいる。どちらもラグビー界にとって大切なファンです。26,312人。これだけの人が来てくれたことは本当に嬉しいし、それだけの価値のある試合をしてくれたと思います。

さて、そのゲームですが、予想通りというか、予想以上というか、神戸のアタック力、破壊力が際立っていましたね。僕は先週の時点で、「サントリーはある程度は点を取れるだろうし、勝負のポイントはサントリーのディフェンス力」とお伝えしましたが、やはりサントリーは神戸のアタックを止めきれなかった。

サントリーからみれば、完全にノーマークでトライ体勢に入っていたテビタ・リーのノックオンが痛かったと思いますが、結果としてあのアタックはPGで終えているので、差し引きで逃した点は(左隅のコンバージョンが成功したとして)4点分。最終的にスコアは6点差で終わりましたから、単純に計算すれば、あれが決まっていても、やはり追いつけなかったことになる。あそこでトライを取っていても、やっぱり神戸が勝っていたと思います。


プレミアムコラム

この記事の続きを読む。

購読手続をすると全ての内容をお楽しみいただけます。
メールアドレス
パスワード

記事検索

バックナンバー

メールアドレス
パスワード
ページのトップへ