元アルゼンチン代表主将ピチョットロングインタビュー「ラグビーはいつも僕を支えてくれるもの」(後編) | ラグビージャパン365

元アルゼンチン代表主将ピチョットロングインタビュー「ラグビーはいつも僕を支えてくれるもの」(後編)

2012/08/06

文●斉藤健仁


 

日本は視野を広げるべき

まだ現役でアルゼンチンを引っ張るコンテポーミ

まだ現役でアルゼンチンを引っ張るコンテポーミ

――日本でプレーしたい気持ちはありますか?
ピチョット 実は去年、本当にラグビーをするために日本に行きたいと思った。だけど、日本のシーズンが春には終わっていたから行けなかったんだ。まだ行きたいかって? もちろんだよ! 僕は今ソニーの仕事をしていてね。ラテンアメリカ地域のマネージャーなんだ。ソニーのクラブはないかな?

――残念ながら、ソニーはあなたがプレーするような強豪クラブを所有していないけど……。
ピチョット そうなの? 一昨日の晩にロンドンでジョン・カーワンと一緒だったんだ。だけど、彼は「日本にソニーのクラブがある」と言っていたんだけどな。僕はいつも日本の文化に憧れているんだ。子どもの頃両親と一緒に世界をいろいろと旅した。ヨーロッパに行って、アメリカに行って、台湾、中国、オーストラリア……。だけどまだ日本には一度も行ったことがないんだ。
 僕はアルゼンチンに20年間暮らして、その後にイングランドに移った。イングランドの文化はアルゼンチンの文化とはとても異なっていた。そして、今はフランスにいる。フランスもやっぱり違う。だから僕は一度アジアの、オリエンタルな世界で暮らすという体験をしてみたいとずっと思っている。そこでラグビーをしないわけはないよ! もし機会があれば是非チャレンジするのも良いと思っている。それが日本という理由は、日本がある意味、ラグビーも含めてとても「大きな国」だし、もちろんリッチモンド時代の日本の友人である(故・石塚)武生もいる。フランスでも日本の評判は良く耳にするし、日本へ行きたいと常に思っているんだよ。


――パリには日本料理店がたくさんあるけど。
ピチョット 僕は寿司が苦手だけど、日本食は基本的にみんな好きだよ。妻は寿司が大好きだけどね。それ以上に日本の文化が好きなんだ。実のところ良く理解しているわけじゃないんだけど、とても独特な文化を持っていると思うんだ。違うかな? 日本に行ってそれ確かめたいと思っているんだ。

 

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