「ボジション争いは意識しますね。
2回同じミスしたら次はないから」
こういう緊張感溢れる関係が、
チームの躍進を引き出しているのだ。
和田が言う。
「ポジションという面では、もちろんFBヘのこだわりはあるんですけど、今はWTBをやりたいですね。FBでは、自分の持ち味はディフェンスだと思うし、アタックもそれなりに自信はあるけど、まだ要求される水準までは達していない。それに、東芝は最後にWTBがトライするラグビーなんで、自由にラインに参加できるし、ボールを持てる。まあ、それ以上に今季は試合に出たい気持ちが強いですね。昨季はケガで出られなくて、正直なところチームが優勝しても悔しさが先に立って、それほど嬉しくなかった。今、秋山がケガから戻ってきたので、彼がいて安心という気持ちはあるけど、試合で自分の仕事をやらないといつでも取って代わられる緊張感がありますね」
不動の14番と見られている森田でさえ、こう話す。