ヒート2連勝!前半の猛攻でブレイブルーパスを振り切る | ラグビージャパン365

ヒート2連勝!前半の猛攻でブレイブルーパスを振り切る

2026/02/08

文●野辺優子


2月7日、NTTジャパンラグビー リーグワン ディビジョン1第7節の三重ホンダヒート対東芝ブレイブルーパス東京の一戦が、ホンダヒート・グリーンスタジアム(栃木県)で行われ、三重ホンダヒートがリーグワン連覇中の王者・東芝ブレイブルーパス東京を44-38で下し、2連勝を飾った。

三重Hは立ち上がりから積極的な攻撃を展開。前半5分にNO8パブロ・マテーラが先制トライを奪うと、SOダーウィッド・ケラーマンが正確なキックと鋭いランで攻撃をけん引した。22分には初先発となったWTBマヌ・アカウオラ、25分と36分にはWTBベン・ポルトリッジがトライを重ね、前半だけで5トライを奪取。34-21と大きくリードして試合を折り返した。

試合を盛り上げたヒートくん

試合を盛り上げたヒートくん


キックオフはモウンガが蹴った

キックオフはモウンガが蹴った


マテーラ

マテーラ


ケラーマンのトライ

ケラーマンのトライ


松永のトライ

松永のトライ


モウンガのトライ

モウンガのトライ


佐々木の突破

佐々木の突破


リーチのトライ

リーチのトライ

後半も勢いは衰えず、14分にLO西村龍馬がトライを決めて加点。終盤はBL東京の反撃を受けたものの、要所で粘り強い守備を見せて逃げ切った。攻守に存在感を発揮したゲームキャプテンのFLフランコ・モスタートがプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

BL東京はキャプテンのFLリーチ マイケルが復帰し、後半の追い上げを主導。三重Hは2連勝で上位浮上に向け、内容の成熟を図りながら、次節2月14日の三菱重工相模原ダイナボアーズ戦で初の3連勝を狙う。

マテーラの突進

マテーラの突進


西村のトライ

西村のトライ


ケラーマンのコンバージョン

ケラーマンのコンバージョン


場内音響を盛り上げたDJ陣

場内音響を盛り上げたDJ陣


土永雷

土永雷


豊島からリーチへのパスをベンチに下がったレメキが見つめる

豊島からリーチへのパスをベンチに下がったレメキが見つめる


リーチがマテーラのプレッシャーを受けながらハイボールを確保

リーチがマテーラのプレッシャーを受けながらハイボールを確保


マヌ・ヴニポラ

マヌ・ヴニポラ


モスタート

モスタート


ヒートのクロウリーHCをたたえるリーチ

ヒートのクロウリーHCをたたえるリーチ


レメキロマノラヴァ

レメキロマノラヴァ

HIGHLIGHTS

BL東京・トッド・ブラックアダーHC

トッド・ブラックアダーHC

トッド・ブラックアダーHC


まず最初に、今日のパフォーマンスについてホンダヒートを称えたいと思います。彼らは立ち上がりが非常に良く、私たちは大きなプレッシャーを受けました。相手は良いスタートを切りました。対して自分たちは、今日は、精度や遂行力、そして時にはボールのバウンドも含めて、なかなかうまくいかない試合でした。その結果として、相手はしっかりとチャンスをものにしました。それでも、私たちが試合に食らいつき、立て直していった姿勢を本当に誇りに思います。大きなプレッシャーの中で、80分間最後までプレーし続けるのは簡単なことではありません。その中で、ボーナスポイントを獲得できたことは、本当に本当に満足しています。今日の試合から多くの良い学びを得て、次に進んでいきたいと思います。

――ディフェンスはかなり苦しんでいたような印象でしたけれども、ホンダヒートの戦い方に想定外の部分だったり、これはちょっとやられてしまったなという部分もあったんでしょうか。

相手は多くのプレー、いろいろなバリエーションを持っていました。特にディフェンスでは、そういった局面のバトルに勝つためには、とてもフィジカルで、支配的である必要があります。私たちのディフェンスは、良かった場面もあったと思います。ただ、タックルを受け続けた影響もあって、そこからディシプリンの部分に問題が出てきた場面もありました。準備はしっかりできていましたし、想定していた部分でもありましたが、相手のバリエーションによって、いくつか良いラインブレイクを許してしまいました。

BL東京 リーチ マイケルキャプテン

リーチマイケルキャプテン

リーチマイケルキャプテン


結果はおいておいて、ラグビーというスポーツはモメンタムの取り合いだと思います。最初からモメンタムをつかめずに試合をスタートして、80分を通してうまくモメンタム、勢いを作れなかったのが、自分たちの一番の学びかなと思います。その中でモメンタムを作れていない理由としては、ディシプリンのところだったり、前からのエクセキューションができなかったり、その2つ。そこを修正して、次は神戸戦なので頑張りたいなと思います。

――ディフェンスはかなり苦しんでいたような印象でしたけれども、ホンダヒートの戦い方に想定外の部分だったり、これはちょっとやられてしまったなという部分もあったんでしょうか。

1週間準備して、準備はしっかりできていたと思いますし、バリエーションがあるということも予測して臨んだ試合ではあったんですけど、ホンダさんがいろいろ準備した中で、いくつかいいラインブレイクがあったり、というところでしょうか。

――率直に、グラウンドに復帰できたそこまでの時間を振り返ることと、あとここに出ての感想をお願いします。

まず、11月の代表戦で負傷してしまって、これまで2ヶ月間。コンディションとしてはいいかなと思います。久々にみんなとラグビーできて。シーズンもまだまだ続くので、1試合ごとにリカバリーして、いろいろ頑張りたいと思います。

――復帰したゲーム、ご自身のパフォーマンスを振り返ってどのような印象がありましたか。

初っぱなのミスから始まって、ペナルティもそうですが、良くないかなと思いました。ただ、80分を通して続けていったことは良かったかなと思うんですけども。本調子に向けて、もう少しずつ仕上げていけばいいかなと思います。

――反則について

タックルとかシーリングとか、そういうところ。自分で意識してやらないといけない。姿勢だったり、合わせないといけないですね。

――代表に関する話

チャンスがあれば。結果、いいプレーして、結果、日本代表なので。まずは東芝でいいプレーをすることが一番。

――今日のプレーで特に相手で脅威になったところとか、ホンダが良かったな、みたいなところは。

はい。試合前は分析して、お互いゲームプランを立てて。相手のゲームプランがハマったかなと思いました。もともとホンダはスペシャルプレーが多い傾向がある。

ラインアウトで全員入れてマイピールしてモールを取ったり、オーバーボールだったり、キックオフでリターンしたり、そういう小さい隙間を狙ってゲインしていく。

それが自分たちへのプレッシャーになる。予測していたけど、それでもプレッシャーを受けてトライにつながったところもあったと思います。ホンダの良かったところは、そこのスペシャルプレーのエクセキューションです。

三重ホンダヒート キアラン・クローリーHC

キアラン・クローリーHC

キアラン・クローリーHC


選手たち、そしてクラブにとって、この勝利を本当にうれしく思っています。試合の入りは比較的良く、プレッシャーをかけてトライを取ることができました。ただ、後半の終盤にかけて、ディフェンスの連携が少し乱れ、相手に試合に戻るチャンスを与えてしまいました。後半は一進一退の展開で、最後の10分から15分は、かなり厳しい状況になりました。それでも、ピッチに立った選手たちはプランを信じ、体を張り、自分たちのやっていることを信じてプレーしてくれました。

その姿をとても誇りに思っています。

――浦安戦以降のチームの変化について

チームとして一緒に過ごす時間が増えたことだと思います。最初の数試合では、バウンドがこちらに来なかった場面もありました。勝てた可能性のある試合もありましたが、自分たちのプレーの仕方、どうプレーするかを継続して取り組んできました。ここ数週間で、遂行力の一貫性がかなり高まってきており、それが得点につながっています。東芝は現チャンピオンで、本当に強いチームです。ただ、この2試合で自信が生まれてきました。

――強豪相手へのフォーカス

相手が強いかどうかは関係ありません。まずは自分たち自身に集中することが大切です。遂行力の一貫性が必要で、その上で相手を分析します。今日は狙っていたポイントをうまく突くことができ、特に前半はモメンタムをつかむことができました。シーズンの序盤から、やっていることは大きく変えていません。少しずつ良くなり、少しずつ自信を積み重ねています。


三重ホンダヒート フランコ・モスタートキャプテン

フランコ・モスタートキャプテン

フランコ・モスタートキャプテン


まず最初に、キアランと同じですが、選手たちを誇りに思います。本当にハードワークしましたし、僕たちは自分たちを信じていました。一番大きなことは、自分たちがやっていることを信じること、コーチを信じること、システムを信じることだと思います。それが今日の結果につながったと思います。東芝は常に素晴らしいチームで、トップリーグでも屈指の強さです。今日のような勝利は、チームにとって本当に大きな意味があります。チームに入っていない選手や、地元で支えてくれている仲間たちのことも誇りに思っています。そして、今シーズンで一番良いパフォーマンスだったと思います。

――モウンガ選手への対応について

リッチー・モウンガは、世界でもトップクラスの選手の一人だと思います。彼がボールを触るたびに、チームを前進させる存在です。マイケル・リーチ選手の復帰も嬉しいです。ただ、やはり一番大事なのは「信じること」だと思います。最初の数試合では、良い試合をしても流れが来ませんでしたが、今日はその流れがこちらに来ました。そして、ホームで支えてくれているファン、仲間たちが、毎週僕たちを引き締めてくれています。彼らのためにも、ホンダというブランドを誇りに思ってもらえるように、自分たちの目標を達成したいと思っています。

ーー終盤追い上げられた場面について

それが東芝というチームです。20点リードしていても、必ず逆転のチャンスを持っているチームです。アタックも強力ですし、ディフェンスも堅い。だからこそ、まずは自分たちのプレーに集中していました。素晴らしい試合をしてくれた相手に感謝しています。


SCOREBOARD

NTTジャパンラグビー リーグワン 2025-26 ディビジョン1 第7節 交流戦

  • TRY(6)前半5分 8.パブロ・マテーラ, 前半9分 10.ダーウィッド・ケラーマン, 前半22分 11.マヌ・アカウオラ, 前半25分・前半36分 14.ベン・ポルトリッジ, 後半14分 4.西村龍馬
  • G(4)前半6分・前半23分・前半26分・後半15分 10.ダーウィッド・ケラーマン
  • PG(2)前半15分 10.ダーウィッド・ケラーマン, 後半23分 22.マヌ・ヴニポラ
  • PENALTY
  • PK(4)
  • FK(0)
  • TRY(6)前半12分 15.松永拓朗, 前半27分 10.リッチー・モウンガ, 前半41分 6.リーチマイケル, 後半34分 7.佐々木剛, 後半36分・後半40分 13.マイケル・コリンズ
  • G(4)前半13分・前半28分・前半42分・後半36分 10.リッチー・モウンガ
  • PG(0)
  • PENALTY
  • PK(6)
  • FK(0)
  • 三重ホンダヒート

  • 1 平野叶翔 後半29分 OUT → IN 17 坂和樹
  • 2 テビタ・イカニヴェレ 後半20分 OUT → IN 16 肥田晃季
  • 3 マティウス・バッソン 後半20分 OUT → IN 18 フェインガ・ファカイ
  • 4 西村龍馬
  • 5 ヤンコ・スワナポール 後半19分 OUT → IN 19 古田凌
  • 6 フランコ・モスタート
  • 7 タリフォロフォラ・タンギパ 後半10分 OUT → IN 20 アセリ・マシヴォウ
  • 8 パブロ・マテーラ
  • 9 土永雷
  • 10 ダーウィッド・ケラーマン
  • 11 マヌ・アカウオラ 後半29分 OUT → IN 21 宮坂航生
  • 12 ジョニー・ファアウリ 後半0分 OUT → IN 23 フレイザー・クワーク
  • 13 岡野喬吾
  • 14 ベン・ポルトリッジ
  • 15 レメキロマノラヴァ 後半19分 OUT → IN 22 マヌ・ヴニポラ
  • 16 肥田晃季
  • 17 坂和樹
  • 18 フェインガ・ファカイ
  • 19 古田凌
  • 20 アセリ・マシヴォウ
  • 21 宮坂航生
  • 22 マヌ・ヴニポラ
  • 23 フレイザー・クワーク
  • 東芝ブレイブルーパス東京

  • 1 木村星南 後半29分 OUT → IN 17 眞壁照男
  • 2 橋本大吾 後半29分 OUT → IN 16 酒木凜平
  • 3 ヴェア・タモエフォラウ 後半24分 OUT → IN 18 小鍜治悠太
  • 4 ジェイコブ・ピアス
  • 5 マイケル・ストーバーグ
  • 6 リーチマイケル
  • 7 佐々木剛
  • 8 山本浩輝 後半19分 OUT → IN 20 伊藤鐘平
  • 9 高橋昴平 後半15分 OUT → IN 21 杉山優平
  • 10 リッチー・モウンガ
  • 11 石岡玲英 後半20分 OUT → IN 23 豊島翔平
  • 12 ロブ・トンプソン 後半35分 OUT → IN 22 ステファーナス・ドゥトイ
  • 13 マイケル・コリンズ
  • 14 桑山聖生
  • 15 松永拓朗
  • 16 酒木凜平
  • 17 眞壁照男
  • 18 小鍜治悠太
  • 19 カラム・マクドナルド
  • 20 伊藤鐘平
  • 21 杉山優平
  • 22 ステファーナス・ドゥトイ
  • 23 豊島翔平

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