ブラックラムズが8位浮上!FBメイン平「上を目指すマインドを持たないといけない」 | ラグビージャパン365

ブラックラムズが8位浮上!FBメイン平「上を目指すマインドを持たないといけない」

2025/03/17

文●編集部


15日、ジャパンラグビーリーグワンは第11節、2度目のバイウィークと交流戦を終え、再びカンファレンス戦に入った。ここまで11位のリコーブラックラムズ東京は6位の横浜キヤノンイーグルスと対戦。前半をファカタヴァ・アマトのトライでリードして折り返すと後半途中13人となるも、リードを守りきり27‐22で勝利。順位も8位に上げ後半戦を白星でスタートさせた。前節に続きFBで先発出場したメイン平は、積極的なカウンターアタック、さらにプレイスキッカーを務めチームの勝利に貢献した。試合後話を聞いた。

リコーブラックラムズ東京 FBメイン平

前節からプレイスキッカーを務めるメイン

前節からプレイスキッカーを務めるメイン


――前節からプレースキッカーを務めています。今日は調子が良かった?


最近(プレースキッカーになれと)言われたので緊張したので、(今日は)入って良かったです!前節が良くなかったので修正したらいけました! (前節は)公式戦で初めて蹴ったのでちょっと焦っていたが、今週はゆっくり蹴るマインドで、落ち着いて蹴りました。キッカーを求められるのは自分にとっても光栄だし、チームの勝利に貢献できるのでプレッシャーを感じますが楽しんでやれています。

アマナキ・レレイ・マフィにタックルするFLリアム・ギル

アマナキ・レレイ・マフィにタックルするFLリアム・ギル


――チームとしてはディフェンスが良かった


自分たちも最初の60分は、相手がフィジカルで来るとわかっていたので我慢して、最後20分で決着付けようと想定していたので慌てることなくディフェンスできてよかったです。(前半は)もうちょっとアタックできたら良かったが、ディフェンスに自信もっているので良かったかなと思います。勝てている試合はどちらかというとディフェンスが良かったので、今日はそれが見られました。

チームにウィニングカルチャーを植え込むTJペレナラ

チームにウィニングカルチャーを植え込むTJペレナラ


――SHのTJペレナラの良い影響もある?


自分たちの課題はマインドセットで、長年リコーにいるプレイヤーはどこかに自信がないとか勝てないとかがあったりするが、TJや今季入った新鮮な選手たちが引っ張ってくれて、みんなマインドセットが変わってきている。

ファフ・デクラークに仕掛けるTJ

ファフ・デクラークに仕掛けるTJ


(プレー面では)毎週アタックコーチがプランを用意してくれるが、そこにTJが経験をプラスアルファしてくれる。今週だったらデクラークがこういうことしてくるから、自分たちはこうアタックしようとアドバイスしてくれるからチームにとってポジティブな影響がありますね。

――長年、ハリケーンズファンだからTJとのプレーは嬉しいのでは?


めちゃくちゃ嬉しいですね! TJがデビューしてきたときから見ているので夢のような時間ですね。ピッチ外でもいっしょにハリケーンズの試合を見たりして楽しいです!


――ハーフタイムの円陣でもTJが話をしていましたが……


キヤノンさんに対して昔はコピー機ダービーで、週頭にそれを社員選手のCTB濱野選手がプレゼンしてくれて、6年間勝ってなくて、社員もこの試合は思いが強いといってくれて、それがみんなモチベーションになった。それを試合前とハーフタイムに、社員のために勝たないといけないとTJが言ってくれた。


――ケガの状態が良くなってきた?


昨季、ケガして、プレシーズンで同じ箇所をケガして最初の5節は出られなかった。2シーズンぶりくらいやれているので楽しい思いでいっぱいです。(日本代表のエディー・ジョーンズHCも見ていたが)自分の強みのアタックをあまり出せなかったのでちょっとずつ上げていきたい。日本代表に選ばれるように一試合一試合やっていきたい。


――6月は宮崎合宿に行きたい?


合宿ではなく、帰省したいですね(苦笑)。選ばれるためには、毎週出てパフォーマンスを上げていかないといけない。

――今はFBがメイン?


CTBもちょっとやっていたり、WTBも多かった。その週、コーチが求めているポジションで出るのでわからないが、15番はボールに絡めるので楽しいです。(後半左サイド)あそこトライ取れるシーンだったので、WTBに活を入れておきます(笑)。


――相手のSHが抜けたときのカバーディフェンスも光りましたし、キック処理も良かった。


(SHへのタックルは)相手が早めにパスしてくれたので反応できて良かったです!(キック処理は)相手の9番(デクラーク)が変なキックを蹴ってくるので、自分たちの9番にも蹴らせて練習していたので対応できた。(地面に落とすとピンチになる?)キヤノンはキックで起点を作って外に振ってくるのがパターンだったので、地面に落ちたボール、空中のボールを取れば相手の強みを消せることができたと思います。そのプレッシャーを楽しんでいました。


(デクラークは)普通に蹴るというかちょっとボールを前に倒して蹴って、前回転がかかって、普通の軌道ではなく、フォーク気味に落ちてくるのが上手です。


――ここから上位との対戦が続きます


ここからは全部上のチームなので、勝てばテーブル的にも全然上がっていけるので、入替戦回避のマインドではなく、上を目指すマインドを持たないといけないと思います。TJは毎週、マインドセットの部分は自分たちの弱みだから絶対勝てるよと口酸っぱくいっている。次節の静岡ともあまり差がないと思っているので、ディフェンスで我慢して最後の20分で決着できるようにプレーしたい。

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