9日、開幕14連敗とリーグワースト記録を更新した花園近鉄ライナーズ。けが人が多く、若い選手が多く出場する中、SHウィル・ゲニアは、得点につながるパフォーマンスを見せた。チームとしては新たなコーチ陣も入り、ディフェンスを中心に構築して残るシーズンそして入替戦に向け邁進している。試合後にチームの現在地を訊いた。
ゲニアとともにチームの成長に貢献してきたSOクエイド・クーパーはアキレス腱を負傷し長期離脱している。じっくりリハビリを行い、すでにチームに合流して入替戦には間に合いそうだ。3月に取材対応をしたクエイドのコメントも合わせてお送りする。
ウィル・ゲニア「入替戦に対して、ケガ人がもどってくること、チームとしての成長が大事」
――開幕14連敗
結果だけ見るとあのような結果ですので、非常に残念です。(クボタのような)強い相手と試合をするにあたって、目的をもってやろうと思っていました。もちろん勝ちたい気持ちはありますが、今週は結果に向けてやってきたのではなく、ゲームの中でこれだけはこだわってやっていこうと思っていました。
チームの成長のためには勝ち負けにこだわるのではなく、自分たちのラグビーに対するこだわりが必要で、今日の試合でいえば、ディフェンスにこだわりました。アグレッシブにラインをあげていくスタイルに変えていこうとしている段階なんですが、ミスから失点するような場面もありましたが、試している段階の手応えとしてはいいです。これからどんどんディフェンスをよくするためには必要なミスなんだろうと思っています。
――ご自身のプレーはとても素晴らしかった
ゲームの中でいかに貢献するかというのを常々考えてやっていますし、今日に関してはキックだったりタックルの部分、それから相手のチップキックのカバーに注意しました。
ラグビーをしているとやっぱり勝ちたいのでアタックばかりを考えてしまうようなところもありますけど、こういった強いチームと対戦するときには自分に課題を与えて取り組むようにしています。