9日リーグワン2023-24がついに開幕した。花園近鉄ライナーズは初戦アウェイで三菱重工相模原ダイナボアーズと対戦した。後半30分、SO竹田祐将のトライで逆転し、残り2分、自陣でのペナルティから逆転PGを決められ開幕戦の勝利が手元からこぼれた。試合後SHウィル・ゲニアに「勝てる試合でしたね」と声をかけると「本当にそうだよ」と悔しそうな表情を見せた。

――昨年に比べてチームは良いパフォーマンスを見せました。ディフェンスは良かったと思います。


そうだね。ディフェンスは良くなっているよ。あとは昨年ディビジョン1を多くの選手が経験していることで個人のスキルも成長できている。それにいい選手も入ってきた。LOジェームス・ブラックウェルもそうだよ。まだ今シーズンは始まったばかり、これからだよ。

序盤ダイナボアーズの猛攻を受けるも粘り強いディフェンスでトライを許さなかった

――今年から向井昭吾監督になりました。チームはどう変化している？


彼は本当に素晴らしいし、すごく厳しく、スタンダードも高いところを求めてくる。だけどそれは僕たちに必要なのさ。だって昨年僕たちは一試合で50ポイントも失点していたからね。だからとてもいい方向になっていると思うよ。

向井さんはディフェンスにフォーカスしていて、厳しい文化も持ち込んでくれています。それはチームとして緩い部分を許さないというようなものでそれはこのチームに必要なんだ。

今シーズンからチームを指揮する向井昭吾監督。チームに新たに植え付けていることとは