4日に行われたラグビーリーグワン、埼玉パナソニックワイルドナイツ対クボタスピアーズ船橋・東京ベイの「無敗対決」30-15でワイルドナイツが勝利を収めたが、POMに選ばれたSO山沢拓也は、トライ、ゴール、ペナルティーゴール、ドロップゴール、すべての得点を決める、リーグ創設後初の「フルハウス」を達成した。
ファンタジスタとして評価される山沢だが、昨シーズンは日本代表でも10番をつとめ、メンタル面でも大きく成長。特に今シーズンは出場するポジションは15番や10番などチームのゲームプランに応じて変動しているがラバらしいパフォーマンスを見せている。その好調の要因とは一体…。
スペースを見つけてラン、トライまでつなげた前半の先制トライについて山沢は以下のように振り返った。
「勝負できるかなというところでランはいつも狙っているのですが、それがうまくいっただけかなと思います。自分たちのチームのいろんなシェイブがある中で、多くの選手が相手に対して驚異になっていて、うまくプレッシャーをかけられている。そして、1対1を作ることができたので結果的に自分の前にスペースが空いたかなと。チームとして、個々の役割がちゃんとできている結果ですね。」
負けないワイルドナイツ。この試合の相手であるスピアーズも同じくここまで無敗。(1引き分けがある)この試合を勝ちきった心境について山沢は
「本当に勝ててまずほっとしたということがあります。10番で出ることについてみなさんが思っているほどそういう思いもなく、10番で出たら、10番の役割を果たしたいし、15番であれば15番の役割を果たしたいという気持ちです。うちにはそれぞれのポジションでいい選手がいて、みんな良さがあります。そういうのをわかった上で、チームとして選んでもらっているので、自分が出る時は自分ができることをチームのためにやりたいなと思います。」
ほっとしているというのは、
「メンバー的にもいつものメンバーじゃないメンバーだったり、今日はもう厳しい試合になると思っていたので、本当に勝ち切ることを一つの目標としていたのでそれを達成できたということでほっとしましたね」
この試合ではフルハウスを達成した山沢。例年に比べ好調な要因について聞かれると以下のように答えた。