新体制となったワイルドナイツが20日、熊谷ラグビー場で今季の15人制初戦となるプレシーズンマッチのノースカンタベリー戦を行い、62-0で圧勝した。
このカードはエグゼクティブ・アドバイザーのロビー・ディーンズ前監督のつながりで、2季前にもプレシーズンマッチを行っているもの。前週は11人制のトレーニングマッチとして行い73-14で大勝。この日は金沢篤新HCにとってワイルドナイツを率いて最初の15人制采配となった。
試合は開始直後は小雨混じりの天候も影響してか、ハンドリングエラーが目立ったが、11分にNo8カイポウリの突破からWTBで起用された谷山隼大がトライ。ゲームキャプテンのSO齋藤誉哉がコンバージョンを決め7点を先制する。さらに27分にはCTB川崎清純の突破からFLユアン・ウィルソンが、37分にはFB野口竜司のカウンターアタックからPRリサラ・フィナウが突破し、WTBジョシュア・ノーラがトライ。前半を19-0とリードする。

WTBに入った谷山の先制トライ

齋藤ゲーム主将のコンバージョン

相手FBとハイボールを競り合う谷山

突破を図るCTB川崎

WTBノーラのトライ
前半はミスの目立ったワイルドナイツだったが、後半は攻撃を修正。7分に後半出場のHO島根一磨がトライを挙げると、10分にFL延原秀飛、14分に後半出場のCTB新井翼、18分に新井のキックパスから再びノーラがトライ。後半からピッチに入った山沢卓也がコンバージョンを決めると、23分には野口との交代でピッチに入った竹山晃暉の突破からこちらも後半登場のルーキーSH李錦寿(リ・クンス)がトライ。さらに32分、40分にも竹山が連続トライを加え、ワイルドナイツが62-0で大勝した。

齋藤ゲーム主将は後半はFBでプレー

後半10分、FL延原のトライ

後半23分、竹山をサポートしたSH李がトライ

WTB竹山は出場わずか20分でさすがの2トライ1アシスト