9日、関東大学対抗戦Aグループ、開幕節、筑波大学対慶應義塾大学の一戦が駒沢オリンピック競技場で行われた。昨年大学選手権準決勝進出を果たした筑波大学は、選手権出場メンバーが多く残り、2年になったSO楢本幹志朗はU20日本代表でも10番をつけて世界を経験してきた。一方、慶應義塾大学は、青貫浩之監督新体制で臨む初戦。昨年は4年生に主力メンバーが多かったが、1年生から出場しているSO山田響らを中心に新チームとして臨む対抗戦の初戦だ。この2チームは春季大会で対戦して61-17と筑波大学が大勝している。
夏合宿を経てこの2チームがどういう状態となっているのか注目された。
先制したのは慶應。前半10分、接点でPKを獲得するとWTB上野知和がPGを決め0-3。その後互いにスコアを奪えないまま迎えた27分、筑波大が敵陣ゴール前のラインアウトモールを押し込みHO平石颯がグラウディング。楢本のゴールも決まって7‐3とする。
![橋本弾介](/img/2023/0909/d424db3c00725414757ec5d0348968ab_original.jpg)
橋本弾介
前半終了直前の37分、筑波がハイタックルのペナルティで慶應が敵陣深く入ると、ラインアウトからボールをキープしフェイズを重ね、相手ディフェンダーを引き付けて最後は大外のWTB上野までボールをつないでトライ。7-8と慶應が1点リードして前半を終えた。
![中矢健太にイエローカードが出される](/img/2023/0909/90eaa354c9b8132f925beeb2aa315de2_original.jpg)
中矢健太にイエローカードが出される
![前半27分筑波がラインアウトモールからHO平石がトライ](/img/2023/0909/b17e4580f7720f890b57374c32fc2d6e_original.jpg)
前半27分筑波がラインアウトモールからHO平石がトライ
![楢本幹志朗のゴールも決まり筑波が7-3とする](/img/2023/0909/de4ac32b73929ce4cabc2f5e4ee077c6_original.jpg)
楢本幹志朗のゴールも決まり筑波が7-3とする
![慶應はハイボールを使って揺さぶりをかけた](/img/2023/0909/aa3265448bb02f72205ad4bb859994db_original.jpg)
慶應はハイボールを使って揺さぶりをかけた
![大内田陽冬は大内田優月・夏月選手の弟](/img/2023/0909/a5dad159cfdb2d98dfe53379ea48d0cd_original.jpg)
大内田陽冬は大内田優月・夏月選手の弟
![慶應・上野のトライ](/img/2023/0910/7618eb92a42f5cd8fb391c85709e7ab0_original.jpg)
慶應・上野のトライ
後半スコアしたのは慶應。11分、後半から出場したWTB永山淳が山田響のキックパスをキャッチして右隅にトライを決めて7-13としてリードを広げた。
![後半、永山淳のトライで慶應がスコア](/img/2023/0909/321155b3789daf0db074f18292c689a2_original.jpg)
後半、永山淳のトライで慶應がスコア
リードを許した筑波は17分、SH白栄拓也のパスインターセプトからトライを決め再び流れを引き戻して14-13と再逆転。
![リードを許した筑波はSH白栄拓也がパスインターセプトで再び流れを引き戻した](/img/2023/0910/3977410d6a84c3aae277d94bc51af597_original.jpg)
リードを許した筑波はSH白栄拓也がパスインターセプトで再び流れを引き戻した