リオデジャネイロオリンピック出場権をかけた、女子7人制ラグビーアジア予選でサクラセブンズこと女子日本代表がプール戦の最終戦となるカザフスタンと対戦した。この試合に勝利または引き分けでリオ行きが決まる重要な一戦。スタジアムにはたくさんのサポーターが声援を送った。緊張感が漂うピッチでサクラセブンズは前半リードして折り返すも後半に逆転されそのままノーサイド。5−7で敗れ、リオ行きは本大会の1位を決める決勝戦(16:15KO)に持ち越しとなった。
カザフスタンのキックオフでゲームがスタート。大黒田裕芽のキックで敵陣に押し込み、敵陣でのラインアウトは相手にターンオーバーされてしまう。しかしブレイクダウンでプレッシャーをかけ、ノットリリースザボールのペナルティーを誘いクイックスタート。山口真理恵が22m陣内までボールを運ぶ。このブレイクダウンでもサクラセブンズはプレッシャーをかけてカザフスタンがノットリリースのペナルティ。大黒田のPKでゴール前ラインアウトのチャンスを迎える。しかしここでもラインアウトをミスし、チャンスをものにすることができない。
6分、自陣から相手ボールをターンオーバーすると、一気に敵陣へ攻め込み、22m手前で大黒田がスペースへボールを蹴りこみチェイス。カザフスタンのノックオンを誘い再びチャンスを迎えるがブレイクダウンでターンオーバーされ、22m外へ蹴れ戻されてしまう。直後のラックでカザフスタンが倒れこみのペナルティーを犯し、さらに、リスタートを妨害したというペナルティーでシンビンが適用される。