ラグビーワールドカップ2015まで1ヶ月をきった8月22日。福岡・レベルファイブスタジアムではラグビー日本代表とウルグアイ代表のテストマッチが行われ、10,238人の80分の激闘を目の当たりにした。
第1列の平島久照(神戸製鋼)がケガのため、代表合宿には招集されていた渡邉隆之(東海大学3年)がリザーブに。さらにユーティリティプレーヤーのバックメンバーとして、SH内田啓介がWTBとして先発した。ワールドカップのセレクションマッチらしく、最終のワールドカップメンバーである31名入りを目指し、23名全員がフィジカルの強いウルグアイ代表に激しく身体をぶつけた。
しかし、直後、相手のキックオフボールに対し、自陣深くでハンドリングエラーを犯しピンチを迎える。一度はディフェンスからマイボールとするも、SH日和佐篤から立川へのパスが乱れたところ、相手に絡まれノットリリースザボールのペナルティ。ウルグアイはショットを選択。SOフェリペ・ベルチェシが決めて7−3。
17分、相手のセットプレーでのミスからチャンスをもらった日本代表はFWを中心に近場のアタックでフェーズを重ねると、ウルグアイが自陣22m付近でオフサイドの反則。日本代表はショットを選択し、五郎丸が難なく決めて10−3とリードを広げた。
日本代表はこれでリズムをつかんで引き離したかったが、ボールが滑りやすい状況でハンドリングエラーが目立ち、中々スピードある攻撃を続けることができない。