歴史を作った男たち―FLラピース「このチーム以外でプレーすることが想像できない」 | ラグビージャパン365

歴史を作った男たち―FLラピース「このチーム以外でプレーすることが想像できない」

2019/10/21

文●編集部


20日、史上初のベスト8進出を果たしたラグビー日本代表は準々決勝で南アフリカ代表ことスプリングボクスと対戦した。結果は3-26。これがワールドカップで優勝を狙うチームなのか。未知の領域で挑戦をしたジャパンには現実を突きつけられた試合だった。

プール戦4試合を全勝でプール首位通過という結果を引き寄せた要因の一つとして、ラピースこと、FLピーターラブスカフニがロシア代表戦の後半に相手ボールをインターセプトして決めたトライもあげられるだろう。その後、ラピースはリーチ マイケルの代わりにゲームキャプテンを務め、チームを牽引した。サンウルブズ、ウルフパック、このジェイミージャパンの骨格をつくりあげた一人、ラピースは試合後の複雑な気持ちを誠実にそして丁寧に話してくれた。

2つの気持ちが入り混じった気持ち―このチームが終わってしまう悲しさとやり遂げたことへの誇り

――これから前に進むためにどんなことを修正しますか。もっと試合ができればさらに成長できたと思いますか。


今後もチャンスが増えればプレーをしたいと思いますが、まだ決まっていません。今は、2つの気持ちがミックスしています。一つは終わってしまったという寂しさともう一つは、これまで長い時間をかけて仲間と一緒につくりあげてきたチームに対する誇りです。

ロシア戦でのトライ。苦しんだ初戦、ジャパンに大きな流れを引き寄せたトライだった

ロシア戦でのトライ。苦しんだ初戦、ジャパンに大きな流れを引き寄せたトライだった

――この4年間はどんな期間でしたか?


今すべてを振り返って、日本代表というチーム以外で自分がプレーしていることを想像できません。日本を愛していますし、チーム全体がタイトで、一つになって、兄弟とよべる関係になりました。自分たちのことも信じることができましたし、つくりあげてきたシステムも素晴らしかった。本当にいいラグビーをして、世界と戦うことができたと思います。

わたしたちの試合をみて日本の皆さんもこのチームを誇りに思ってもらえたら光栄です。


――再び南アフリカと戦うとしたら


今の段階でそれを話すのはとても難しい。前半についてはしっかりとプレッシャーをかけることができました。重要なことは、後半の初めにスコアをとることでした。南アフリカはそれを防ぎきり、自信を回復してプレッシャーをかけてきました。またペナルティーで徐々に点差を引き離されてしまった。自分たちのアタックやゲームプランについては問題なかった。


――これから日本ラグビーがステップアップするには何が必要でしょうか。


僕はただ選手としてプレーしているだけだから(笑)。そこまでいえる立場ではない。


アイルランド、サモア戦はゲームキャプテンとしてレフェリーとのコントロールも。

アイルランド、サモア戦はゲームキャプテンとしてレフェリーとのコントロールも。

――今夜の南アフリカはいつもとは違う印象があった?


いや、そんなに違ったものではありませんでした。もとから手強い相手だということを知っていましたし、それを踏まえてこれまで準備をしっかりとしてきました。今日は南アフリカのパフォーマンスは素晴らしかった。

日本の代表として戦えたことを誇りに思います。ワールドカップの開催に尽力いただいた方、そして日本のみなさんに心から感謝をいいたい。わたしたちのプレーをみて、ラグビーをやりたいと思ってもらえる子どもたちが増えてくれることと嬉しいです。

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