JAPANXVがマオリ・オールブラックスに大敗―エディHC「後半はフィジカル的についていけなかった」 | ラグビージャパン365

JAPANXVがマオリ・オールブラックスに大敗―エディHC「後半はフィジカル的についていけなかった」

2025/06/29

文●編集部


28日、ラグビー日本代表候補選手たちで構成された「JAPANXV」がマオリ・オールブラックスと秩父宮ラグビー場で対戦した。

HIGHLIGHTS

ハカ

ハカ





ハカを見つめるJAPANXV

ハカを見つめるJAPANXV

序盤、WTB植田和磨(コベルコ神戸スティーラーズ)の2トライでリードする展開だったが、後半、先に失点を許し、さらにHO江良颯にシンビンが出され1人少なくなると勢いを相手に奪われ、連続失点。そのまま流れを引き戻すことができないまま試合終了。

植田和磨が内にステップを切って相手をかわす

植田和磨が内にステップを切って相手をかわす



前半、植田和磨の1本目のトライ

前半、植田和磨の1本目のトライ


前半、植田和磨の1本目のトライ

前半、植田和磨の1本目のトライ



サム・グリーンのゴールも決まる

サム・グリーンのゴールも決まる


植田和磨2本めのトライ

植田和磨2本めのトライ

終わってみると20-53と大敗。リーグワンでもプレータイムが少ない選手たちが中心で、そういった選手たちの経験値と新戦力発掘と位置づけられた強化試合であったものの、2025シーズンの初戦も昨シーズン同様に、厳しい現実を突きつけられた。

後半8分江良颯がシンビン

後半8分江良颯がシンビン


サム・グリーン

サム・グリーン


後半10分、サム・グリーンのPG

後半10分、サム・グリーンのPG

木戸大士郎

木戸大士郎


ハラトア・ヴァイレア

ハラトア・ヴァイレア


ラグビー日本代表 エディー・ジョーンズHC

エディー・ジョーンズHC

エディー・ジョーンズHC


――試合を振り返って


まだ若いチームですし、(前半は)すごくポジティブな40分だったが、後半は(相手の)フィジカル的についていけなかった。すべてのラックが相手のスピードで組まれて、空中戦も相手に全部取られて、フィジカル的なキャパシティが最後までなかったというところがあります。そこは課題として取り組み続けるだけです。

青木恵斗

青木恵斗


メイン平

メイン平


竹内柊平

竹内柊平

――もうちょっと超速の部分で見せ場を作りたかった?


ラン、キック、パスのコンビネーションが超速のプレーなのですが、やはり接点で負けてしまい、モメンタムも作れなかったら他の方法で勢いを付けなきゃいけない。それが後半できなかった。

――フィジカル、接点はやっているけどまだまだ?


100%。その通りです。このグループのほとんどの選手は菅平合宿からやっています。1人くらいはテストマッチで通用するフィジカルを備えている選手がいました。ここで名前を挙げることはしませんが、残りの選手たちはもっとテストマッチで戦えるフィジカルが必要です。40分は戦えるけど80分は戦えない。それじゃ足りないです。

ワイサケ・ララトゥプア

ワイサケ・ララトゥプア


チャーリー・ローレンス

チャーリー・ローレンス

――キャプテンを務めた下川選手のキャプテンシー、パフォーマンスについて


彼はよくやったと思います。キャプテンシーについて、私はフィールドにいたわけではないので評価できませんが、彼は確かに試合の大部分で貢献していました。彼はいつも素晴らしい選手でしたが、今回はさらに素晴らしいワークレートでした。つまり、彼は本当にポジティブな存在だったということです。


――この中からウェールズ戦に出るのは?


先ほど言った一人の選手は(ウェールズ戦の)セレクションに入るでしょう。


――ディフェンスに関しては、良いところ、改善する必要があるところは


前半はポゼッションがたくさんありました。ディフェンスも悪くなかった。後半、キックの精度が悪くなり、相手のポゼッションが上がるとディフェンスがうまくいかなくなった。ラックスピードを失って、フィールドポジションを失ってしまった。

竹之下仁吾のハイボールキャッチ

竹之下仁吾のハイボールキャッチ

――自陣からアタックして、最終的に相手のスコアになったシーンがあったが


この試合と次の試合とはつながりがありません。次の試合は日本代表の試合で今日はJAPANXVの試合です。ウェールズ代表にボールを渡す必要がある場合は、彼らにとって難しい状況にしないといけない。そこは今取り組んでいるところです。

サム・グリーン

サム・グリーン


――SOグリーンとWTB植田の評価は


植田はかなりステップアップしました。神戸では(アーリーエントリーから)6〜8試合プレーしました。今日はオールブラックスのポテンシャルを持つ相手に対して、勇敢でしたし、空中戦も強いですし、ボールに対してのキャッチも強い。あとは良いペース、スピードを見せていました。キックからのトライセーブにもいっていたので、かなり将来有望だと思います。

植田和磨

植田和磨



サム(・グリーン)は前半良かったですね。でも後半はあまりボールを持っていなかった。もう少し良いマネージメントをすることが取り組むべき課題です。

――唯一の大学生であるFB竹之下選手の評価は


今日は明治サポーターがかなり多く来ていたと思うんです。だから観客がたくさん入っていたのかもしれません(笑)。NZU戦が彼が過去プレーした最高レベルの試合です。彼はディフェンスのポジショニングなど学ぶことがたくさんあります。彼は強く、速くならないといけないですが、今後彼は良い選手になると思います。必ず良い選手になると思います。

竹之下仁吾

竹之下仁吾

――ウェールズ代表戦とこの試合を切り分けて考えているが、今日出たメンバーでウェールズ代表戦に絡みそうな選手は?


セレクションはこれからです。特に前半は何人か良いプレーしましたので、この試合からウェールズ代表戦のメンバーに入らないというわけはないですが、セレクションのところに関しては(今の段階では)何も言うことができません。

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