28日、東大阪花園ラグビー場では「第105回全国高校ラグビー選手権」1回戦が行われた。聖光学院(福島)は近大和歌山(和歌山)との接戦を1点差で勝ちきり、花園初勝利を収めた。チームを指揮するのは元日本代表、宇佐美和彦氏。第1次エディージャパンとしても活動をした。監督就任の経緯や、2回戦に向けた意気込みを試合後に聞いた。
聖光学院 宇佐美和彦監督

聖光学院・宇佐美和彦監督
13-0となって、選手も僕もいけるなと思った。追われる立場は苦しいと思うんですが、やられたなと思います。勝ったというか、勝ちをいただいたと思います。近大和歌山の分も次、戦いたい。

2015年の韓国戦‐左が宇佐美氏
――エディー・ジャパンも経験した。何が活きている
やらされるより、やるときやると、自分でやらないと試合に出られない。人数が少なく、出られるのが当たり前という時代から変わってきているので自主的に練習に取り組まないと花園という舞台でできないよと伝えたいですね。

――アタック、ディフェンスも成長した?
見ている方々に大分、成長したと言われます。見ている人に楽しいと思われるラグビーを目指しています。
――最後のサインプレーからトライは?
南アフリカ代表がやっていた。WOWOWで見ました。モールをやっていたところで、デリバリーすれば1対1作れるかなと思った。

――どういう経緯で聖光学院の監督に?
呼ばれたというか公募で入った。聖光学院の上の方にもこんな人が来てくれると思っていなかったと言われた。こういう人が来たからラグビー強化しようかというのが始まりで、こうやって花園で勝利できて良かったです。

――東北勢が苦しい中、1勝でした
東北(のラグビー)、ずっと元気ないので1勝大きかった。福島をラグビーで元気づけたい、変えていきたいですね。
斉藤健仁スポーツライター。1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。印刷会社の営業を経て独立。サッカーやラグビー等フットボールを中心に執筆する。現在はタグラグビーを少しプレー。過去にトップリーグ2チームのWEBサイトの執筆を担当する。リーグワン、日本代表を中心に取材。 プロフィールページへ |

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