いよいよ、12月27日から(決勝は1月7日)105回目の「花園」こと全国高校ラグビー大会が開幕します。
シード校が13校から8校へ、普段なら「シード校」の5校が「シード落ち」して、「ノーシード爆弾へ」
シード校は、近年、選抜大会のベスト8校が必ず選ばれていました。今季は記念大会で56校(例年は51校)が出場するため、シード校が13校から8校に減りました。選抜ベスト8の京都工学院が予選決勝で敗退し、最後の8つ目の枠は東海王者・中部大春日丘の可能性もあるかなと思いましたがやはり、関東大会で桐蔭学園に快勝した國學院栃木は予想通りでした。昨シーズンも花園は4位でしたし、夏の7人制の王者になったことも後押ししたと思います。
今年はシードが13校から8校になった影響で、「シード落ち」して、「ノーシード爆弾」となった高校がたくさんありますね。東海大大阪仰星、常翔学園といった大阪勢、中部大春日丘、昨季ベスト8の大分東明&石見智翠館、優勝経験のある茗溪学園&目黒学院、流通経済大柏がノーシードとなりました。仰星、智翠館は選抜大会に出場できなかったので、ノーシード、1回戦からの出場となったのは仕方がないところですね。25回目の出場となった仰星は初のノーシードからの登場となりました。
その中でも「死のブロック」になったのが、シード校の佐賀工業の山ですね。仰星、春日丘、大分東明の3校もいます。仰星は予選決勝を見る限り、本当に強かったです。「ノーラックラグビー」で名高い仰星ですが、FWとBKが連携したアタック、キックに対する反応、スキルの高さ、判断力……とにかく強かった。選抜大会は、予選となった近畿大会は京都成章に負けて出場できなかったですが、もしかしたらノーシードから優勝という可能性もあるかもしれません。

